築46年の陶器瓦、そのまま使える?仙台市泉区の現地調査レポート

「築40年以上の瓦屋根、まだ使えますか?」というご相談はよくいただきます。陶器瓦は耐久性が高い屋根材ですが、「瓦そのものは無事でも、周辺が傷んでいる」というケースが少なくありません。今回は仙台市泉区の清水様(仮名)のお宅で行った現地調査の内容をもとに、陶器瓦の劣化を見分けるポイントと対処の考え方をお伝えします。

ドローンで屋根全体を確認

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

現地で拝見したところ、築46年の木造住宅に陶器瓦が葺かれていました。ドローンで上空から撮影すると、屋根面全体に濃淡のある変色が広がっているのが分かります。瓦表面に付着した汚れや苔によるもので、面積が広い分、地上からでは全体像をつかみにくい状態でした。

棟瓦・谷部まわりの状態

外壁(東面)
外壁(東面)
気になる箇所
気になる箇所

棟部分を近くで見ると、棟瓦を固定している漆喰(しっくい)が経年で痩せており、一部では棟瓦が動いている様子も確認できました。棟瓦が動き始めると、隙間から雨水が入りやすくなります。瓦本体は割れていなくても、こうした「固定材の劣化」が雨漏りの入口になることがあります。

気になる箇所
気になる箇所

谷部(屋根面が交わる箇所)も確認しました。谷部は屋根の中でも雨水が集中しやすい場所で、46年という年数を考えると、防水層の劣化が進んでいる可能性があります。この箇所は見た目だけでは判断しにくいため、丁寧に確認が必要です。

外壁と雨樋の状況

外壁(西面)
外壁(西面)
外壁(北面)
外壁(北面)

外壁は金属サイディングが使われていました。北面は日当たりが弱いため、金属サイディング表面の汚れが目立ちます。雨樋は金属製で、固定金具の一部に錆が出ていました。雨樋が正常に機能しなくなると、軒天や外壁への水の回り込みにつながるため、屋根と合わせて状態を見ておく必要があります。

陶器瓦屋根で確認すべき3つのポイント

気になる箇所
気になる箇所

今回の調査を通じて、陶器瓦屋根のチェックで特に見ておきたい箇所をまとめると、以下の3点になります。

棟瓦の漆喰

漆喰が痩せたりひび割れると、棟瓦の固定力が低下します。築20〜30年を超えたあたりから定期的に確認しておくのが無難です。

谷部・隅棟まわり

雨水が集まる場所は劣化が早く進みます。ここに問題があると、雨漏りに直結しやすいです。

瓦の浮き・ずれ

強風や地震の後は、瓦がずれていないか確認が必要です。ずれた状態が続くと下地への浸水リスクが高まります。

調査後の対処の考え方

陶器瓦は瓦本体が割れていなければ、部分的な補修や棟の積み直しで対応できるケースがあります。ただし今回のように築46年となると、下地材(野地板・防水紙)の状態も気になるところです。屋根の上からでは下地まで確認できないため、雨漏りの兆候がある場合は早めに室内側も含めて調べることをお勧めします。

なごみルーフでは、仙台市泉区をはじめ宮城県内の陶器瓦屋根の調査・補修に対応しています。「瓦が動いているかもしれない」「棟まわりが気になる」という場合は、お気軽にご相談ください。ドローンを使った無料の現地調査を行っており、写真付きの報告書をご提出します。

築30年スレート屋根と窯業系サイディングの劣化サイン|石巻市の現地調査レポート

先日、石巻市にお住まいの近藤様(仮名)のお宅へ現地調査に伺いました。築30年の木造2階建てで、屋根はスレート、外壁は窯業系サイディングです。雨の日に訪問したこともあり、外壁の状態が水に濡れた状態でよく分かりました。

現地で確認した症状

外壁(西面)
外壁(西面)

西面・南面・北面と3面を確認しましたが、いずれの面でも窯業系サイディングの表面塗膜が全体的に褪色していました。サイディングのボード間にあるシーリング(目地)も硬化・痩せが進んでおり、割れや隙間が生じている箇所が複数ありました。

外壁(南面)
外壁(南面)

南面は日当たりが強い分、塗膜の劣化が他の面より進んでいる印象でした。スレート屋根については、軒先まわりの苔・藻の付着が目立ち、屋根表面の塗膜が保水性を失っている状態でした。

外壁(北面)
外壁(北面)

北面は日陰になりやすく、湿気が抜けにくいため、外壁表面に薄い汚れが全体的に乗っていました。

なぜこうした劣化が起きるのか

築30年という年数を考えると、塗膜の劣化は想定の範囲内です。窯業系サイディングは新築時に塗装された状態で取り付けられますが、この塗膜は紫外線・雨・気温変化を繰り返し受けることで徐々に機能を失います。塗膜が劣化するとサイディング自体が雨水を吸いやすくなり、ボード内部の水分が乾燥と吸水を繰り返してひび割れや反りにつながります。

シーリングも同様で、施工から10年を超えると弾力を失って硬化・収縮し、目地に隙間が生じます。この隙間から雨水が入ると、サイディング裏側や下地の木材まで水が回るケースがあります。

スレート屋根に苔・藻が付着している状態は、表面の防水性が落ちてきたサインです。スレートは多孔質の素材で、塗膜が機能しているうちは水をはじきますが、塗膜が薄くなると表面に水分が残りやすくなり、苔や藻が根を張りやすくなります。

放置するとどうなるか

外壁のシーリングの隙間から雨水が侵入し続けると、サイディング裏面や構造木材が湿った状態になります。木材が長期間湿気にさらされると腐食が進み、最終的には内部の下地補修が必要になります。外から見ただけでは気づきにくく、気づいたときには費用が大きくなっていることが少なくありません。

スレート屋根も同様で、防水性が低下したまま放置すると、屋根材のひび割れが進んで雨漏りにつながります。石巻市は冬季に凍結が起きる地域でもあり、スレートに吸水した状態で凍結と融解が繰り返されると、劣化のスピードが速まります。

対処法について

今回の近藤様のお宅のような状態であれば、外壁は既存シーリングの打ち替えと塗装、屋根はスレートの状態をより詳細に確認したうえで塗装またはカバー工法・葺き替えの判断をする流れになります。スレートの割れや欠けの程度によって選べる工法が変わるため、まず屋根の上に上がっての詳細調査が必要です。

石巻市内で築20年以上のスレート屋根・窯業系サイディングのお宅をお持ちの方は、外壁の色あせやシーリングの状態を一度確認してみてください。なごみルーフでは現地調査と診断を無料で行っています。気になる点があればお気軽にご連絡ください。

築45年モルタル外壁の現地調査|仙台市宮城野区・近藤様邸

「外壁が気になってきたけど、どこをどう直せばいいか分からない」という声は、築40年を超えたお宅でよくお聞きします。仙台市宮城野区の近藤様(仮名)邸も、そうしたご相談をきっかけに現地調査にお伺いしました。築45年の木造住宅で、屋根はガルバリウム鋼板(横葺き)、外壁はモルタルです。

現地で確認したこと

外壁(北面)
外壁(北面)

北面の外壁を見ると、モルタル面は全体的に白っぽく、チョーキング(触ると手に粉が付く状態)が出ていました。北面は日当たりが少ないぶん湿気が抜けにくく、苔や藻が定着しやすい面でもあります。雨樋の下まわりや、竪樋の継ぎ目あたりは特に汚れが目立ちます。

外壁(西面)
外壁(西面)

西面では、軒裏と外壁の取り合い部分の塗膜が浮き気味になっているところがありました。また、窓まわりの出窓庇の端部からモルタルにかけて、細かいひび割れも見られました。出窓の庇と外壁の接合部は水が溜まりやすい箇所で、シーリングが切れると内部に水が回るリスクがあります。

外壁(南面)
外壁(南面)
外壁(東面)
外壁(東面)

南面・東面は正面からの外観写真です。2階にはベランダが張り出しており、ベランダ床や手すり、その周辺の防水状態も気になるところです。外壁のモルタル自体は大きく崩れている箇所は確認できませんでしたが、塗膜の劣化は全面に及んでいる状態でした。

なぜこうなるのか

モルタル外壁は、施工当初は表面に塗装を重ねて防水性を保っています。ただし塗膜の耐用年数はおおむね10〜15年で、それを過ぎると塗膜が粉化・剥離し、モルタル自体が直接雨にさらされるようになります。築45年であれば、塗り替えのサイクルを少なくとも2〜3回は迎えているはずです。チョーキングが出ている状態は「塗膜の防水機能がほぼ失われている」サインで、このまま放置するとモルタルにひび割れが入り、そこから雨水が浸入するリスクが高まります。

また、仙台の冬は気温が氷点下になる日が続きます。ひび割れに入った水分が凍結・膨張を繰り返すと、割れが広がるペースが速くなります。

対処法と費用の目安

今回のお宅のように、モルタル面のひび割れが比較的小さく、構造体への雨水浸入が確認されていない段階であれば、ひび割れ部分をシーリングで補修してから外壁塗装を行うのが標準的な対処です。出窓庇まわりなど水が集まりやすい部位は、シーリングの打ち替えも同時に行います。

外壁塗装の費用は建物の延べ床面積や足場の掛け方によって変わりますが、2階建ての一般的な木造住宅で足場込み80〜130万円前後が目安です(使用する塗料のグレードにより変動します)。ひび割れの深さや範囲によっては、左官補修の費用が別途かかることもあります。正確な金額は足場を掛けて間近で確認してからでないと出せないため、まず現地調査の段階でどの部位に重点的に手を入れるかを整理することが大切です。

屋根のガルバリウム鋼板(横葺き)については、今回の調査では外壁の劣化確認が主目的でしたが、外壁塗装の足場を利用して屋根の状態も合わせて点検することをお勧めしました。足場を一度組めば、屋根と外壁を同時に確認・施工できるため、コスト面でも効率的です。

まずは現地調査でご確認ください

なごみルーフでは、仙台市宮城野区をはじめ仙台市内全域で無料の現地調査を行っています。「どこが悪いかよく分からない」という段階からでもご相談いただけます。調査後は写真付きの報告書をお渡しし、工事が必要な箇所とそうでない箇所を分けてご説明しますので、ご検討の参考にしてください。お問い合わせはお電話またはWebフォームからどうぞ。

築40年の陶器瓦、苔・ズレを放置するとどうなる?仙台市青葉区の現地調査レポート

「屋根に苔が生えているのが気になる」「瓦がずれているように見える」――このようなお問い合わせは、築30〜40年の陶器瓦のお宅でよくいただきます。仙台市青葉区の阿部様(仮名)のお宅でも同様のご状況でしたので、現地調査の内容をご紹介します。

築40年の陶器瓦、ドローンで見えてきたこと

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

阿部様のお宅は木造2階建て、築40年です。ドローンで屋根全体を撮影したところ、陶器瓦の面全体に黒ずみが広がっており、一部には瓦の並びに乱れも確認できました。太陽光パネルが2階屋根に設置されているため、パネル周辺は地上から目視しにくく、ドローン調査が状況把握に役立ちました。

現地で確認した劣化のサイン

気になる箇所
気になる箇所

近接で撮影した写真では、瓦の表面に苔と白っぽい汚れが広範囲に付着しているのが分かります。陶器瓦は釉薬(うわぐすり)によって表面が硬く仕上げられているため、割れや変色は出にくい素材です。ただし、表面の汚れや苔は年数とともに蓄積します。特に北面や日当たりの悪い面は苔が定着しやすく、現地でも北面の傾斜部分に集中して付着が見られました。

気になる箇所
気になる箇所

また、瓦の並びに注目すると、一部の瓦がわずかに浮いているような箇所がありました。陶器瓦は1枚ずつ引っ掛けて固定する構造のため、経年で下地の木部が動いたり、地震の揺れが重なったりすると、こうしたズレが生じることがあります。

陶器瓦の劣化、どこを見ればわかるか

気になる箇所
気になる箇所

陶器瓦そのものは耐久性が高く、適切に管理されていれば50年以上使われるケースもあります。ただし、以下の点は定期的に確認しておく必要があります。

  • 棟瓦(屋根の頂部)の漆喰の崩れや剥がれ
  • 瓦のズレや浮き(特に地震後)
  • 谷部(雨水が集まる箇所)の詰まりや腐食
  • 苔・藻の繁殖(排水の妨げになることがある)

今回の阿部様のお宅では、瓦本体の破損は限定的でしたが、棟まわりの漆喰の状態と、太陽光パネルの架台が瓦に与えている影響については追加で確認が必要と判断しました。

外壁(モルタル)の状態も合わせて確認

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(南面)
外壁(南面)

屋根と合わせて外壁のモルタル面も確認しました。各面とも表面の汚れはあるものの、大きなクラック(ひび割れ)は今回の目視では確認されませんでした。ただしモルタル外壁は、細かいヘアクラックが雨水の浸入口になることがあるため、屋根工事と並行して外壁の点検を行うことをお勧めしました。

陶器瓦の屋根、次にすべきこと

陶器瓦は「割れていなければ大丈夫」と思われがちですが、棟の漆喰の劣化や瓦のズレを長期間放置すると、下地への雨水浸入につながるケースがあります。築40年であれば、一度プロの目で全体を確認しておくことが安心につながります。

なごみルーフでは、仙台市青葉区をはじめ仙台市内全域で屋根の現地調査を無料で承っています。「屋根の状態が気になるが、まだ工事が必要かどうか分からない」という段階でも構いませんので、お気軽にご相談ください。

名取市・築16年の陶器瓦屋根と窯業系サイディング現地調査レポート

「築16年が経ちましたが、屋根や外壁はまだ大丈夫でしょうか?」というご相談は、よく寄せられます。陶器瓦は耐久性が高い屋根材として知られていますが、瓦そのものが問題なくても、周辺部材や外壁が先にメンテナンスを必要とするケースは少なくありません。今回は名取市の山崎様(仮名)邸にお伺いし、屋根と外壁を一通り確認してきました。

現地で確認した屋根の状態

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

ドローンで屋根全体を撮影したところ、陶器瓦そのものの割れや大きなずれは確認できませんでした。寄棟形状で棟数が多い屋根ですが、各面の瓦の並びも整っています。ただし、棟部分の漆喰や面戸の状態は地上からでは判断しにくく、築16年という年数を考えると、内部の下地材や防水シートの経年変化は否定できません。

気になる箇所
気になる箇所

近接で見ると、棟周辺のシーリング材に経年による変化が見られる箇所がありました。陶器瓦は瓦本体の寿命が長い分、棟まわりの漆喰やシーリングなど付帯部がどの段階で対処が必要になるかを見極めることが、屋根全体の維持管理では欠かせない確認ポイントです。

外壁の状態と注目した箇所

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(北面)
外壁(北面)

外壁は窯業系サイディングとタイルの組み合わせです。現地で各面を確認したところ、サイディング面は縦目地のシーリング材が複数箇所で細くなっており、打ち替えを検討すべき状態でした。窯業系サイディングは板間のシーリングが防水の要になるため、ここが劣化すると雨水が浸入しやすくなります。築16年という年数はシーリングの耐用年数と重なりやすく、外壁塗装と合わせてシーリング工事を行うかどうか、確認が必要な時期です。

気になる箇所
気になる箇所

玄関まわりのタイル部分は目立った浮きや割れは見当たりませんでしたが、タイルとサイディングの取り合い部分のシーリングは、サイディング面と同様に確認が必要な状態でした。異なる素材が接する部分は動きの差が出やすく、ひび割れが起きやすい箇所です。

築16年の木造住宅で見ておくべきポイント

陶器瓦は適切に施工されていれば瓦本体の耐久性は高いですが、棟漆喰・防水シート・シーリング材といった周辺部材は先に劣化します。外壁の窯業系サイディングも、塗膜の撥水性低下やシーリングの劣化が進むと、雨漏りにつながるリスクがあります。築16年前後はこうした付帯部のメンテナンス時期と重なることが多く、外壁・屋根をまとめて点検しておくと、後から個別に工事を重ねるよりも費用と手間を抑えられます。

まずは現地調査からご相談ください

なごみルーフでは、名取市を含む仙台近郊の現地調査を無料で承っています。ドローンによる屋根撮影も対応しており、地上からは見えない棟まわりや谷部分の状態も画像でご確認いただけます。「まだ大丈夫か確認したい」という段階からお気軽にお声がけください。

築22年スレート屋根、コケ・割れ・欠落が同時進行した現場レポート【仙台市泉区】

仙台市泉区にお住まいの村上様(仮名)のお宅へ、屋根と外壁の現地調査にお伺いしました。築22年の木造2階建てで、屋根材はスレート、外壁は窯業系サイディングです。

ドローンで確認した屋根の状態

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

上空からドローンで撮影すると、屋根面の大半がコケで覆われている状態がよく分かります。元のスレートの色がほぼ見えないほど黄緑〜黒ずんだ汚れが広がっており、築年数相応に塗膜の防水性が失われていました。コケはスレート表面の塗膜が劣化して水分を吸いやすくなると根を張り始めます。いったん定着すると自然には取れず、雨のたびに水分を保持して素材の劣化を早めます。

谷部でスレートの割れと欠落を確認

屋根、谷部
屋根、谷部

現地で拝見したところ、谷部(屋根面が合わさって雨水が集まる部分)の付近でスレートにクラックが入り、一部が欠け落ちていました。谷は雨水が集中する箇所なので、スレートが割れていると雨水が下地に直接当たる状態になります。南側の屋根面でも数か所で同様の割れと欠落が確認されています。

南側屋根
南側屋根

スレートは経年で吸水と乾燥を繰り返すうちに内部から脆くなり、割れが起きやすくなります。仙台の冬は凍結と融解のサイクルが加わるため、この劣化のスピードが早まる傾向があります。

このまま放置すると何が起きるか

スレートが割れて下地が露出した箇所は、次の雨で水が入り込む経路になります。防水シート(ルーフィング)が健全なうちは雨漏りに至らないこともありますが、築22年ですとルーフィングも寿命が近い時期です。屋根材の欠落と下地の劣化が重なると、室内への雨漏りに直結します。コケが全面に広がっている状態は、すでに塗膜による防水機能がほぼ失われているサインでもあります。

雨樋と外壁の状況

雨樋
雨樋

雨樋の内部には少量の土と苔が見られましたが、詰まりや変形はなく、機能としては概ね問題ない状態でした。ただし樋自体の塗膜の劣化が目立ち、表面がかなり傷んでいます。

外壁(東面)
外壁(東面)

外壁の窯業系サイディングは、パネル自体の浮きや割れは確認できませんでしたが、目地や塗膜の劣化が進んでいる状態です。屋根と外壁を同時に手がけると足場を一度で使えるため、費用面でも合理的です。

対処法の考え方

スレートにクラックや欠落が複数箇所ある場合、その部分だけを補修する方法もありますが、コケが屋根全体に及んでいる今回のケースでは、部分補修を繰り返すよりも屋根全体への対処を検討するのが現実的です。塗装で対応できるかどうかは、スレート自体の強度と下地の状態によって変わるため、現地での確認が前提になります。村上様には調査結果をもとに、状態に合った工事の選択肢をご説明する予定です。

同じような状態でお悩みの方へ

築20年前後でスレート屋根にコケが広がっている、あるいは屋根材の割れや欠落が気になるという方は、放置する期間が長くなるほど下地への影響が出やすくなります。なごみルーフでは仙台市泉区を含む仙台市全域で無料の現地調査を承っています。ドローンを使った上空からの確認も行いますので、まずはお気軽にご連絡ください。

大崎市の陶器瓦屋根、地震後のズレが雨漏りを招く理由と対処法

「地震のあとから雨漏りが気になっている。瓦が動いているかもしれないけれど、自分では確認できない」というご相談は、陶器瓦の屋根をお持ちのお宅からよくいただきます。今回は大崎市の山崎様(仮名)から同様のご相談をいただき、現地調査に伺いました。築45年の木造住宅で、屋根は陶器瓦です。

現地で確認した症状

屋根全体
屋根全体

ドローンで屋根全体を撮影したところ、陶器瓦の通りに明らかなズレが生じていました。一枚一枚の瓦が本来の位置からずれ、全体を見渡すと列が波打つように乱れています。地震の揺れが積み重なることで、こうした横ズレが起きやすくなります。

屋根全体
屋根全体(拡大)
下り棟
下り棟

下り棟も同様で、棟瓦がずれて隙間が開いている箇所が見られました。棟は雨水が集中しやすい部位なので、ここに隙間があると雨漏りに直結しやすい状態です。

瓦のズレ状況
瓦のズレ状況

なぜズレが雨漏りにつながるのか

瓦のズレ状況
瓦のズレ状況

陶器瓦は、隣り合う瓦が重なり合うことで雨水を流す仕組みになっています。ズレが生じると重なりが浅くなり、瓦と瓦の間に浮きができます。風向きによっては、その隙間から雨水が入り込む可能性が高くなります。特に横風を伴う雨の日には、通常の降雨より水が入りやすい状態です。山崎様のお宅でも、複数箇所でこの「浮き」が確認できました。

屋根から確認できなくても、こんな症状があれば要注意

屋根に上れなくても、室内や外まわりで以下のような症状があれば、瓦のズレを疑う理由になります。

  • 雨天後に天井や壁にシミが広がる、または新たなシミが現れた
  • 地震のあとに雨漏りが始まった、あるいは悪化した
  • ドローンや望遠で屋根を見ると、瓦の列がそろっていない

築年数が経っている陶器瓦屋根では、瓦を固定している漆喰の劣化も同時に進んでいることが多く、地震で動きやすい状態になっている場合があります。

対処法について

ズレが生じている場合、まず正確な範囲と程度を調査することが先決です。ズレの軽微なものは瓦の修正・漆喰の補修で対応できますが、広範囲に及んでいたり、下地への影響が出ていたりする場合は葺き直しが必要になります。いずれにせよ、放置すると雨水の浸入が進んで野地板まで傷むリスクがあるため、症状に気づいた時点で調査を依頼することをお勧めします。

大崎市周辺でのご相談はなごみルーフへ

なごみルーフでは、ドローンを使った屋根調査を無料で承っています。「地震後に雨漏りが心配になった」「陶器瓦の状態を一度確認したい」という方は、お気軽にお問い合わせください。調査当日に写真付きの報告書をお渡しし、状況に応じた補修方法と費用感をご説明します。

陶器瓦の谷板金に穴が空いて雨漏り|岩沼市の調査事例

「雨漏りしているのに、瓦は割れていない」――そんなときは谷板金を疑う

「瓦は見た目に問題ないのに、なぜか室内に水が入ってくる」というご相談は、築20〜30年の陶器瓦屋根でよく起こります。原因として見落とされがちなのが、屋根の谷部分に敷かれた谷板金の劣化です。岩沼市の中村様(仮名・築30年・木造)からも同様のご相談をいただき、現地へ伺いました。

現地で確認した状況

まず室内側から確認したのが、玄関部の天井付近です。

気になる箇所
気になる箇所

エアコン本体の真上にあたる天井面に雨漏りの跡がありました。エアコン自体の故障と勘違いされるケースもありますが、現地で拝見したところ、その真上の屋根には銅製の谷板金が通っており、そこからの浸水が疑われました。屋根に上がって谷板金を確認すると、状況はすぐに把握できました。

気になる箇所
気になる箇所

谷板金には数年前に補修した跡がありました。ところが今回の穴は、その補修箇所とは別の位置に開いていました。陶器瓦の端から流れ落ちる雫が一点に集中して当たり続けた部分で、銅板が薄くなって穿孔していたのです。銅は耐食性が高い素材ですが、雫の落下が長年同じ箇所に繰り返されると、いわゆる「点滴侵食」によって穴が開くことがあります。築30年という年数を考えると、時期として不思議ではありません。

反対側の谷板金も同じ状態になりかけていた

気になる箇所
気になる箇所

ご相談箇所と反対側の谷板金も確認しました。こちらは現時点で室内への浸水は見られませんでしたが、板金の表面に同じような変色と薄化の兆候がありました。施工年数は同じですから、時間の問題で同様の穴が開く可能性があります。片側だけ直して数年後にまた足場を組む、という流れは費用面でも手間でも効率が悪いため、両側まとめて対処することをお勧めしました。

谷板金の穴あきを見分けるポイント

室内側から雨漏りを疑うサインとして、次の点が参考になります。

  • 雨の日だけ、決まった場所の天井や壁に染みが広がる
  • 屋根の「谷」部分(2面の屋根が合わさるV字の箇所)の真下にあたる室内に症状が出ている
  • 過去に同じ箇所を補修したことがある

ご自身で屋根に上がって確認するのは危険ですので、症状が出たら専門業者に調査を依頼するのが確実です。

対処の考え方

穴が小さい段階であれば、谷板金の交換で対応できます。ただし陶器瓦を一度外して板金を差し替える必要があるため、瓦の状態も合わせて確認しながら進めることになります。また今回のように、補修跡がすでにある場合は、同じ板金内の別の箇所も劣化が進んでいるケースが多いため、部分的なシーリングだけで済ませると再発するリスクがあります。

岩沼市周辺で屋根の雨漏りが気になる方へ

なごみルーフでは、岩沼市を含む宮城県内で屋根の現地調査を承っています。「瓦は問題なさそうなのに水が入ってくる」という場合、谷板金など目に見えにくい部位が原因のことがあります。調査だけのご依頼も対応していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

陶器瓦の谷板金に穴が空いて雨漏り|岩沼市の調査事例

岩沼市の村上様(仮名)から「玄関のエアコン付近から雨漏りしている」とご連絡をいただき、現地へ伺いました。築30年の木造住宅で、屋根は陶器瓦です。

現地で確認した症状

室内でエアコンの真上に雨漏りが出ているとのことでしたので、その直上にあたる屋根面を重点的に確認しました。

気になる箇所
気になる箇所

玄関上の屋根を見ると、瓦と瓦が合わさる谷部分に銅製の谷板金が通っていました。雨漏りの発生箇所と谷板金の位置が一致しており、ここが怪しいと判断して近づいて確認しました。

気になる箇所
気になる箇所

谷板金をよく見ると、数年前に補修した跡がありました。ただ、今回水が入っていたのはその補修箇所ではなく、少し離れた別の場所です。瓦から流れ落ちた雫が集中して当たる位置に、小さな穴が開いていました。銅板は長年にわたって同じ場所に水が滴り続けると、その衝撃で少しずつ薄くなり、最終的に穴が空きます。補修した箇所の隣で同じことが起きていた、ということです。

なぜ銅製の谷板金に穴が空くのか

銅は耐久性が高い素材ですが、瓦の滴水が繰り返し同じ場所に落ち続けると、その部分だけが集中的に摩耗します。これは銅板に限らず金属板全般に起こりうることですが、谷部分はもともと雨水が集まりやすい構造なので、摩耗のスピードが速くなりがちです。築30年という年数も、今回の穴が開くタイミングとして不思議ではありません。

放置するとどうなるか

穴が空いた谷板金からは、雨のたびに水が屋根下地に染み込みます。下地の木材が濡れ続けると腐食が進み、瓦を支える構造自体が傷んでいきます。今回はエアコン上部に症状が出ていましたが、水は木材の中を伝って広がるため、気づいたときには想定より広い範囲が傷んでいるケースも少なくありません。

気になる箇所
気になる箇所

また、今回の相談箇所とは反対側にも同じ年数の谷板金があります。現時点では室内への浸水は確認できませんでしたが、施工年数が同じである以上、同様の状態になっている可能性は十分あります。片側だけ直して数年後にもう片側で同じ問題が起きるケースは多いので、両側まとめて確認・対処することをお勧めしました。

対処の方向性

穴が空いた谷板金は、部分的なコーキング補修で対応できる場合もありますが、銅板自体が薄くなっている場合は別の場所にまた穴が開くリスクが残ります。今回のように過去に一度補修しているケースでは、谷板金ごと交換する方が長期的には安心です。交換の際は、陶器瓦を一部めくって板金を取り外し、新しいものを設置してから瓦を戻す流れになります。

岩沼市で屋根の雨漏りが気になる方へ

陶器瓦屋根の雨漏りは、瓦そのものではなく谷板金や棟まわりの金物が原因であることが多くあります。「雨漏りしているが、どこから入っているか分からない」という場合でも、屋根に上がって確認することで原因箇所を絞り込めます。なごみルーフでは岩沼市を含む宮城県内の現地調査を承っていますので、気になる症状があればお気軽にご連絡ください。

仙台市青葉区で雨漏り調査|外壁・天井内の劣化を現地確認した事例

「どこから雨が入っているのか分からない」という状況は、雨漏りのなかでも対処が難しいケースです。今回は仙台市青葉区の加藤様邸からご依頼をいただき、外壁4面と天井内を順に確認しました。調査で何を見て、どう判断したかをそのままお伝えします。

外壁4面の状況

まず建物をぐるりと一周し、東・南・西・北の4面を目視確認しました。

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(南面)
外壁(南面)
外壁(西面)
外壁(西面)
外壁(北面)
外壁(北面)

4面とも塗膜の劣化が見られ、特に北面は日当たりが少ないためか苔や汚れが広い範囲に付着していました。東面と西面にはひび割れが数か所あり、指で触れると塗膜がポロポロと剥がれる「チョーキング」の状態でした。チョーキングが起きている外壁は防水性がほぼ失われているため、ひび割れから雨水が浸入するリスクが高くなります。

雨漏り箇所の直上と外壁の詳細

室内で雨漏りが確認されている箇所の直上にあたる外壁を重点的に見ました。

雨漏り箇所直上
雨漏り箇所直上
外壁
外壁

雨漏り箇所の直上では、外壁材の目地(パネルとパネルのつなぎ目)のシーリングが痩せて隙間が生じていました。シーリングは経年で収縮・硬化するため、10年前後で打ち替えが必要になるケースが多いです。今回はその隙間から水が入り、壁内を伝って室内に達していると判断しました。

天井内の確認

天井内
天井内

点検口から天井内を確認したところ、野縁(のぶち)や断熱材の一部に染みと黒ずみが残っていました。現在進行中の雨漏りではなく、過去に浸入した水が蒸発しきれずに残ったものとみられます。木部が腐朽するほどではありませんでしたが、このまま放置すると雨のたびに水分が蓄積され、将来的に構造材へダメージが広がる可能性があります。

なごみルーフからのアドバイス

今回の調査では、屋根ではなく外壁のシーリング劣化が雨漏りの主な原因と判断しました。仙台市青葉区は冬の気温差が大きく、シーリングの収縮・膨張が繰り返されるため、劣化が進みやすい環境です。外壁塗装の時期が近い場合は、シーリングの打ち替えと塗装を同時に行うと足場を1回で済ませられるため、費用を抑えられます。天井内の染みは今すぐ緊急処置が必要な状態ではありませんでしたが、次の雨季前に補修を終えることをお勧めしました。

外壁のひび割れやシーリングの劣化は、外から見ただけでは分かりにくい部分もあります。「何年も塗り替えていない」「雨の後に天井に染みが出る」という場合は、早めに調査を依頼することで、補修の規模を小さく抑えられます。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは仙台市青葉区を含む仙台市全域で無料の現地調査を承っています。雨漏りの原因が屋根なのか外壁なのか判断がつかない場合でも、外壁4面・屋根・天井内を順に確認し、写真付きの報告書をお渡しします。お電話またはWebのお問い合わせフォームからご連絡ください。

米沢市のトタン屋根・金属サイディング外壁の劣化サインと補修の目安

トタン屋根や金属サイディングは、適切な時期に塗装や補修をすれば長く使える外装材です。ただ、雪の多い米沢市では、凍結や積雪の影響で劣化が内陸部より早く進むことがあります。今回は米沢市の山田様(仮名)邸で行った現地調査の内容をもとに、金属系外装の劣化の見方と対処の目安を紹介します。

外壁4面の状況確認

調査では建物を一周しながら、面ごとに外壁の状態を記録しました。金属サイディングは塗膜が生きている間は錆の進行を抑えられますが、塗膜が劣化すると素地の金属が大気に触れて錆が広がります。

外壁(北面)
外壁(北面)

北面は日当たりが少なく、湿気が抜けにくい面です。苔や黒ずみが発生しやすく、塗膜の劣化も他の面より先行する傾向があります。山田様邸の北面でも、パネルの継ぎ目付近に変色が見られました。

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(南面)
外壁(南面)
外壁(西面)
外壁(西面)

東・南・西面は比較的紫外線にさらされるため、チョーキング(手で触ると白い粉がつく状態)が起きていないか確認しました。チョーキングが出ていれば、塗膜の防水性がかなり落ちているサインです。南面や西面は褪色が進んでいましたが、この段階で塗装を行えば素地への浸食を防げます。

トタン屋根の劣化状況

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

屋根はドローンで全体を撮影しました。トタン屋根は波形や角波といった形状で水はけをつくっているため、山折り部分より谷部分に水や雪が集まりやすく、そこから錆が進む場合がほとんどです。米沢市は積雪量が多いため、雪が長期間屋根に残ることで錆の進行が早まることがあります。

板金屋根の劣化
板金屋根の劣化

近接して確認すると、板金部分に錆が発生していました。錆が表面にとどまっている段階であれば、ケレン(錆落とし)のうえに錆止め塗料を塗り、仕上げ塗装を施すことで補修できます。錆が板金を貫通している場合は、その部分の板金を交換するか、状態によってはカバー工法や葺き替えを検討する必要があります。放置して穴が開くと、野地板や構造材への雨水浸入につながります。

金属系外装の補修タイミングの目安

塗膜が残っている段階での塗装が、費用対効果の面でもっとも合理的です。一般的なトタン屋根や金属サイディングの塗装サイクルは10〜15年程度ですが、米沢市のような積雪地域では環境負荷が高いため、10年前後で専門家に診てもらうことをお勧めします。錆が進行してから対処すると、下地処理に手間がかかり費用も上がります。また、錆が広範囲に及ぶと塗装だけでは対応できなくなります。

なごみルーフからのアドバイス

山田様邸の外壁と屋根は、現時点では錆や塗膜劣化が確認されたものの、構造材への浸食には至っていない状態でした。このタイミングで塗装・補修を行うことで、建物の状態を長く維持できます。米沢市のトタン屋根・金属サイディングは、雪害や凍結の影響も受けやすいため、目視で異常がなくても築10年以上であれば一度現状を確認しておくと安心です。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは、米沢市を含む山形・宮城エリアで無料の現地調査を行っています。トタン屋根や金属サイディングの状態が気になる方は、お気軽にお問い合わせください。写真と調査報告書をもとに、必要な工事の内容と費用をご説明します。

仙台市太白区で棟瓦の崩れと波板雨漏りを現地調査した事例

「棟のあたりの瓦がずれてきた気がする」「増築した部分の波板から雨が落ちてくる」——こういった複数箇所の不具合が重なると、どこから手をつければいいか迷うものです。今回は仙台市太白区の鈴木様邸で行った現地調査の内容を、撮影した写真とともに紹介します。

ドローン撮影で見えた屋根全体の状態

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

まず屋根全体をドローンで撮影しました。地上から目視できる範囲は限られるため、棟(むね)まわりや谷部分の状態を確認するにはドローン撮影が有効です。今回の撮影で、棟瓦の一部がずれて隙間が生じていることと、瓦表面に苔が広がっているエリアが複数あることを確認しました。苔の付着自体は即座に雨漏りに直結するわけではありませんが、表面の防水性が落ちているサインとして見ておく箇所です。

外壁四面の確認

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(南面)
外壁(南面)
外壁(西面)
外壁(西面)
外壁(北面)
外壁(北面)

屋根だけでなく、外壁も東・南・西・北の四面を順に確認しました。仙台市内では北面と西面に雨風が当たりやすく、シーリング(目地の充填材)の劣化が早い傾向があります。鈴木様邸でも北面と西面でシーリングの痩せと一部のひび割れを確認しました。塗膜の色あせも見られましたが、現時点では外壁材そのものへの浸水は確認できていません。ただし、シーリングが切れた状態を長く放置すると、そこから水が回り始めるケースがあるため、塗装の塗り替えと同時に打ち替えることを検討する段階です。

棟瓦の崩れ——放置するとどうなるか

棟瓦の崩れ
棟瓦の崩れ

棟瓦がずれると、内部の土(なんばん漆喰や葺き土)が雨水を吸いやすくなります。この状態で冬を迎えると、吸った水が凍結・膨張を繰り返すことで棟の崩れが進みます。仙台市内では気温が氷点下になる日が冬場に何度も訪れるため、秋のうちに手を打つかどうかが劣化スピードに影響します。今回確認した崩れは部分補修で対応できる範囲でしたが、このまま放置すれば棟全体の積み直しが必要になる可能性があります。

波板屋根からの雨漏り

波板の雨漏り
波板の雨漏り

増築部分に使われていた波板は、固定用のフックボルトまわりのコーキングが劣化して隙間が生じており、そこから雨水が入り込んでいました。波板自体にも経年による変形が見られ、重ね代(波板同士が重なる部分)の隙間からも水が入りやすい状態になっていました。波板は素材と施工状況によって耐用年数が変わりますが、コーキングの劣化とパネルの変形が重なっている場合は、コーキングだけ打ち直しても雨漏りが止まらないことがあります。今回は波板の張り替えを含めた対応を提案しました。

なごみルーフからのアドバイス

屋根と外壁に複数の不具合がある場合、工事の順番と優先度を整理してから進めると余計な出費を抑えられます。今回の鈴木様邸のように、棟瓦の補修・波板の張り替え・外壁シーリングの打ち替えが重なるケースでは、足場を一度組んでまとめて施工するほうが、別々に依頼するより足場代の節約になります。何から手をつけるかは現地の状態によって変わるため、まず調査して状況を整理することが出発点になります。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは仙台市太白区を含む仙台市内全域で無料の現地調査を行っています。「棟がずれているかもしれない」「雨が落ちてきているが原因が分からない」という方は、お電話またはお問い合わせフォームからご連絡ください。ドローン撮影も無料で対応しています。調査後に無理に工事を勧めることはありません。まず状態を把握したいという方だけのご依頼も歓迎します。

仙台市太白区・瓦屋根の棟崩れと波板雨漏りを現地調査した話

「棟のあたりの瓦がずれているようで気になっている」「波板の下が濡れていることがある」——そうしたお声をきっかけに現地調査へ伺うと、放置すると雨漏りが室内まで達するケースが少なくありません。今回は仙台市太白区の伊藤様邸(仮名)での調査内容をもとに、現場で確認できたことをご紹介します。

ドローンで屋根全体を確認

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

梯子や足場なしで屋根全体を把握するため、まずドローンで上空から撮影しました。屋根面そのものの瓦はおおむね並んでいましたが、棟(むね)まわりに明らかにずれや浮きが生じている箇所が複数確認できました。棟は屋根の頂上部にあたり、雨水が集中しやすい部位です。ここの瓦が崩れると、下地に直接水が入りやすくなります。

外壁4面の状況

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(南面)
外壁(南面)
外壁(西面)
外壁(西面)
外壁(北面)
外壁(北面)

東・南・西・北の4面を目視で確認しました。全体的に塗膜の色あせと、部分的なひび割れが見られます。仙台市太白区は冬季の凍害リスクがあるエリアで、外壁のひびから水が入って凍結・膨張を繰り返すと、劣化が加速します。現時点では外壁内部への浸水は確認できませんでしたが、塗膜の防水機能はかなり低下している状態です。

棟瓦の崩れ——詳細確認

棟瓦の崩れ
棟瓦の崩れ

ドローン撮影後、安全を確保したうえで棟まわりを近接撮影しました。棟瓦を固定している漆喰(しっくい)が複数箇所で剥落しており、瓦自体が手で動かせる状態になっていました。漆喰は経年で乾燥・収縮しながら崩れていくため、築年数が経つほど点検が必要な部位です。崩れた漆喰や瓦が雨どいを詰まらせている場合もあり、今回も雨どい内に破片が落ちていました。

波板からの雨漏り

波板の雨漏り
波板の雨漏り

増築部分や物置の屋根に使われていた波板でも雨漏りが確認できました。波板は施工が簡易な分、重ね代が不足していたり、固定ビスまわりのパッキンが劣化したりすると水が入ります。今回は波板の重ね部分から水が回り込んでいる跡があり、下地の木材が一部変色していました。波板自体の交換と合わせて、下地の状態を確認してから施工する必要があります。

なごみルーフからのアドバイス

今回の調査では、棟瓦の崩れと波板の雨漏りが主な課題でした。棟瓦については漆喰の打ち直しと瓦の積み直しで対処できる状態でしたが、時間をおくと下地まで傷みが及びます。波板については既存を撤去して下地を確認後、ポリカ波板など耐候性の高い素材への交換をお勧めしました。外壁は今すぐ緊急対応が必要な状態ではありませんが、2〜3年以内に塗装を検討した方がよい時期に差し掛かっています。

同じお悩みの方は

仙台市太白区をはじめ、仙台市内で「棟瓦がずれているようだ」「波板の下が濡れている」といった症状が気になる方は、なごみルーフの無料現地調査をご利用ください。ドローンと近接目視を組み合わせて、屋根の状態を写真付きで報告します。調査費・出張費はかかりません。お問い合わせフォームまたはお電話でご連絡ください。

仙台市太白区・瓦屋根の棟崩れと波板雨漏りを現地調査した記録

「雨のたびに気になるけれど、どこから漏れているのか自分では確認できない」。屋根のトラブルはそういう状況になりやすく、放置した分だけ下地や室内への影響が広がります。今回は仙台市太白区の藤田様(仮名)のお宅で実施した現地調査の内容をそのままお伝えします。

ドローンで屋根全体の状態を確認

はじめにドローンで屋根全体を撮影し、地上からは見えない部分の状況を把握しました。

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

ドローン映像では、瓦そのものの破損よりも棟まわりの乱れが目立ちました。棟は屋根の頂部や隅角部を覆う部位で、経年によって漆喰が劣化すると瓦がずれたり崩れたりします。仙台市内では冬季の凍結融解が漆喰の劣化を早める要因のひとつです。

棟瓦の崩れ——放置すると下地まで水が回る

棟瓦の崩れ
棟瓦の崩れ

近接撮影で確認すると、棟瓦が数枚単位でずれており、内部の葺き土が露出している箇所がありました。葺き土が雨水を吸い続けると、その下の野地板(屋根の下地となる板)が腐食し、補修の規模が大きくなります。棟瓦のずれ自体は部分的な積み直しで対処できますが、葺き土の状態や棟下の防水紙の劣化具合によって工事の範囲が変わるため、この時点で内部確認の必要性をお伝えしました。

波板部分からの雨漏り

波板の雨漏り
波板の雨漏り

もう一か所、波板(ポリカーボネートまたは塩ビ製と見られる)の屋根部分で雨漏りが起きていました。波板は留め具(フックボルト)の穴から雨水が伝いやすく、波板自体の割れや反りが生じると隙間が広がります。今回は波板の継ぎ目と留め具まわりで変形が確認できたため、部分補修よりも波板全体の張り替えを検討対象に加えました。

外壁4面の目視確認

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(南面)
外壁(南面)
外壁(西面)
外壁(西面)
外壁(北面)
外壁(北面)

外壁は4面すべてを目視しました。チョーキング(手で触ると白い粉が付く状態)や塗膜の浮きがあり、防水性が低下しているとみられます。特に北面は日当たりが少なくコケや汚れが付着しやすい環境で、今回も変色が目立ちました。外壁自体のクラック(ひび割れ)は現時点で軽微でしたが、屋根補修と合わせて外壁塗装の時期も検討いただくよう案内しました。

なごみルーフからのアドバイス

棟瓦のずれは「少し動いているだけ」に見えても、雨水の侵入経路になります。仙台市太白区を含む仙台市内では、冬の凍結と春の融解が繰り返されるため、漆喰や葺き土の劣化ペースが比較的早い傾向があります。「まだ大丈夫」と感じていても、ドローン調査で初めて棟の乱れが判明するケースは少なくありません。波板の雨漏りは室内への染み出しが起きる前に対処できれば、工事費用を抑えられる可能性が高くなります。今回の藤田様のケースでは、棟の積み直しと波板張り替えを優先し、外壁塗装は状態の変化を見ながら次のタイミングで実施するプランをご提案しています。

同じお悩みの方は

仙台市太白区およびその周辺で、棟瓦のずれや波板からの雨漏りが気になっている方は、なごみルーフの無料現地調査をご利用ください。ドローン撮影を含む調査で屋根全体の状態を確認し、必要な工事の範囲と費用の目安をお伝えします。調査後に工事を強制することはありません。まずはお電話またはお問い合わせフォームからご連絡ください。

仙台市太白区・瓦屋根の棟崩れと波板雨漏りを現地調査した記録

「棟のあたりの瓦がずれているようで、雨の日に天井が心配」というご連絡をいただき、仙台市太白区の坂本様(仮名)のお宅を調査しました。実際に上がってみると、棟瓦の崩れに加えて波板部分からの雨漏りも確認でき、複数箇所に手を入れる必要がある状態でした。同じような状況で悩んでいる方の参考になればと思い、調査の内容をまとめます。

ドローンで確認した屋根全体の状態

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

まずドローンで屋根全体を撮影しました。瓦自体の割れや大きなずれは目立ちませんでしたが、棟まわりの漆喰が劣化して一部が脱落しており、棟瓦が動きやすい状態になっていました。棟は屋根の頂部にあるため風の影響を受けやすく、漆喰が痩せてくると瓦を固定する力が落ちます。仙台は冬場に凍結と融解を繰り返すので、漆喰の劣化が比較的早く進む地域です。

外壁4面の状況

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(南面)
外壁(南面)
外壁(西面)
外壁(西面)
外壁(北面)
外壁(北面)

外壁は4面を目視で確認しました。北面と東面に苔の付着が見られ、塗膜の防水性が落ちてきているサインです。南面・西面は日当たりがある分、苔は少ないものの、チョーキング(手で触ると白い粉が付く状態)が出ていました。クラックは今回の調査では構造に影響するような深いものは見当たりませんでしたが、塗り替えの時期としては適切なタイミングに来ています。

棟瓦の崩れ

棟瓦の崩れ
棟瓦の崩れ

近接で撮影すると、棟瓦の一部が明確にずれて隙間が開いていました。この状態で雨が降ると、隙間から水が入り込んで野地板や天井へ達する可能性があります。漆喰を詰め直すだけで済むケースもありますが、瓦自体が動いている場合は一度棟を解体して積み直す「棟積み直し」が必要になります。坂本様のお宅は複数箇所でずれが確認されたため、積み直しを前提に見積もりを作成しました。

波板からの雨漏り

波板の雨漏り
波板の雨漏り

屋根の一部に波板が使われており、そこからも雨漏りが起きていました。波板はポリカーボネートや塩ビ製が多く、紫外線で劣化するとひび割れや変形が起こります。また、波板を固定するフックボルトの穴まわりのパッキンが劣化すると、固定部分から水が入ります。今回は波板自体のひびと、固定部分の劣化が重なっていたため、波板全体の張り替えが適切と判断しました。

なごみルーフからのアドバイス

棟の崩れと波板の雨漏りは、どちらも「そのうち直せばいい」と後回しにしやすい箇所ですが、放置すると下地まで水が回ります。下地が傷むと補修範囲が広がり、費用も大きくなります。棟積み直しは足場が必要な工事ですので、外壁塗装と時期を合わせると足場代の節約になります。坂本様のお宅は外壁の塗り替えも近い状況でしたので、同時施工の提案をしています。

同じお悩みの方は

仙台市太白区を含む仙台近郊で、棟瓦のずれや波板からの雨漏りが気になる方は、なごみルーフの無料現地調査をご利用ください。ドローン撮影も含めて費用はかかりません。調査後に無理に契約を迫ることもしていませんので、まず状態を把握したいという段階でもご連絡いただけます。お問い合わせはお電話またはWebフォームから受け付けています。

仙台市太白区の屋根・外壁、現地調査で何が分かる?

「屋根の上は自分では確認できないし、外壁もどこから手をつければいいか分からない」という声をよく聞きます。仙台市太白区の林様(仮名)のお宅でも、同様のお悩みからご依頼をいただき、屋根・外壁の現地調査を実施しました。調査当日に確認した内容を順にお伝えします。

ドローンで確認した屋根の状態

足場を組まなくても屋根全体を把握できるよう、まずドローンで撮影しました。

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

上空からの映像では、棟板金の浮きや屋根材表面の状態、谷部分への土砂・苔の堆積などを一度に確認できます。地上からでは死角になる北面の傾斜部も、ドローンであれば問題なく撮影できます。林様のお宅では、各面の屋根材の様子と棟まわりの状態を記録しました。

東・南・西・北、4面の外壁を順に確認

外壁は面ごとに劣化の進み方が異なります。日当たりや風向き、近隣建物との距離によって、汚れ・ひび割れ・シーリングの劣化の程度が変わるため、4面すべてを個別に確認しています。

東面

外壁(東面)
外壁(東面)

東面は朝の日差しを受けやすく、乾燥と湿潤の繰り返しが塗膜に影響することがあります。サッシまわりや目地のシーリング状態も合わせて目視しました。

南面

外壁(南面)
外壁(南面)

南面は紫外線を最も受ける面です。塗膜の退色やチョーキング(手で触ると白い粉が付く状態)が出やすく、塗り替え時期の目安になります。

西面

外壁(西面)
外壁(西面)

西日が当たる面は、夕方に温度が上がり夜間に冷える繰り返しで、シーリング材が硬化・収縮しやすい傾向があります。目地の状態を重点的に確認しました。

北面

外壁(北面)
外壁(北面)

北面は日照が少ないため湿気が残りやすく、苔や藻が発生しやすい面です。仙台市内では、北面だけ汚れや苔の付着が目立つお宅が少なくありません。外壁材の表面が粗くなっていると、より汚れが付きやすくなるため、塗料の種類を選ぶ際にも参考にします。

なごみルーフからのアドバイス

今回の調査で分かったことは、屋根と外壁を同時に確認することで、工事の優先順位と費用の組み立てがしやすくなるという点です。屋根だけ・外壁だけと別々に調査・工事すると、足場代が二重にかかることもあります。仙台市太白区のように住宅が密集した地域では、足場の設置条件も現地で見ないと判断できないケースがあるため、写真だけでなく実際に現場を確認することを勧めています。劣化が軽度のうちに対応するほど、補修範囲が限定され費用も抑えられます。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは、仙台市太白区をはじめ仙台市内全域で無料の現地調査を行っています。ドローン撮影も含めた調査結果はその場でご説明し、写真データもお渡しします。「どこから手をつければいいか分からない」という段階からでも対応しますので、お気軽にお問い合わせください。