丸森町の外壁調査レポート|4面の劣化を現地で確認した記録

外壁の傷みは、どの面から始まっているかによって対処の優先順位が変わります。伊具郡丸森町の長谷川様(仮名)から「外壁の状態を一度見てほしい」とご連絡いただき、現地調査を実施しました。今回は4面すべてを確認した際の記録をまとめています。

4面の外壁を順番に確認

現地では南・東・西・北の順に外壁を目視と近接確認で調べました。

外壁(南面)
外壁(南面)

南面は日照時間が長い分、塗膜の劣化が進みやすい面です。長谷川様邸でも表面の艶がなくなり、手で触れると白い粉が付着するチョーキングが出ていました。塗料の防水成分が抜けているサインで、この状態が続くと外壁材自体が水を吸い始めます。

外壁(東面)
外壁(東面)

東面は朝の結露が乾きにくい環境です。北面ほどではないものの、苔や藻が点在していました。塗膜が薄くなると表面に微細な凹凸ができ、そこに水分が残りやすくなります。

外壁(西面)
外壁(西面)

西面は夕方の西日と雨風が重なりやすく、塗膜のひび割れが南面より目立つ傾向があります。長谷川様邸でも細かなヘアクラックが数カ所確認できました。

外壁(北面)
外壁(北面)

北面は日当たりが少なく湿気が抜けにくいため、4面の中で最も苔・藻の付着が多い状態でした。塗膜の剥がれも部分的に見られ、外壁材が直接雨水にさらされている箇所がありました。

特に気になった箇所

気になる箇所
気になる箇所
気になる箇所
気になる箇所
気になる箇所
気になる箇所

接写で確認した箇所では、コーキング(シーリング材)の痩せと亀裂が複数箇所で見つかりました。コーキングは外壁材の継ぎ目や窓まわりの防水を担っています。亀裂が入ると雨水が内部に侵入し、下地や断熱材の劣化につながるため、塗装と同時に打ち替えるのが基本的な対処です。また、外壁材の一部に浮きが生じており、下地への水の回り込みが疑われる状態でした。早めに対処しないと、補修範囲が広がる可能性があります。

なごみルーフからのアドバイス

丸森町は冬の積雪と春先の凍結融解が繰り返されるため、外壁の目地やひび割れから水が入ると、気温差で損傷が広がりやすい環境です。長谷川様邸の状態は、外壁塗装とコーキング打ち替えを合わせて実施するタイミングに来ています。塗装だけ先行してコーキングを後回しにすると、せっかくの塗膜の下から水が入るケースがあります。工事の順序と範囲については、今回の調査結果をもとに見積もりをお伝えする予定です。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは、伊具郡丸森町を含む宮城県南エリアで外壁・屋根の無料現地調査を行っています。「どこが悪いのか分からないまま放置している」という場合でも、写真と説明つきの調査報告書を無料でお渡ししています。お問い合わせフォームまたはお電話でご連絡ください。

築30年モルタル外壁の劣化サイン|仙台市青葉区の現地調査レポート

「外壁にひびが入っているけど、どこから直せばいいのかわからない」——築30年前後のモルタル外壁を持つ住宅でよく聞く悩みです。今回は仙台市青葉区の加藤様(仮名)のお宅を現地調査した際の記録をもとに、モルタル外壁の劣化がどのように進むのかをまとめました。

各面の状況をドローンと目視で確認

調査は外壁四面とドローンによる屋根点検をあわせて実施しました。以下、写真ごとに確認した内容を記します。

東面

外壁(東面)
外壁(東面)

東面は午前中に日が当たり、午後は日陰になる面です。湿気が抜けにくく、表面に苔や黒ずみが広がっていました。塗膜の防水性が失われているサインで、指で触れると粉状の汚れが付着する「チョーキング」も確認できました。

南面

外壁(南面)
外壁(南面)

南面は日当たりが最もよく、紫外線による塗膜の劣化が進んでいました。縦方向に複数のヘアクラック(0.3mm未満の細かいひび)が走っており、放置すると雨水が内部に浸入するリスクがあります。

西面

外壁(西面)
外壁(西面)

西面は夕方に強い日差しと乾燥にさらされる面です。今回確認したなかでひび割れが最も多く、一部は幅0.5mm前後のクラックに成長していました。この幅になると雨水の浸入が実際に起きている可能性が高く、優先的な補修が必要です。

北面

外壁(北面)
外壁(北面)

北面は一年を通じて日が当たりにくく、湿気が滞りやすい条件です。苔・藻の繁殖が四面のなかで最も顕著でした。苔は見た目だけの問題ではなく、外壁表面を常に湿らせることでひび割れの進行を早める原因にもなります。

屋根(ドローン点検)

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

屋根はドローンで全面を確認しました。詳細な素材の状態については別途お伝えする予定ですが、外壁の劣化状況と築年数を考えると、屋根と外壁を同時に点検・検討することで足場代を一回分に抑えられます。

築30年モルタル外壁で起きていること

モルタル外壁は左官で仕上げた素材で、施工当初は防水性がありますが、塗膜が紫外線や雨風で劣化すると防水機能が落ちていきます。築30年では多くの場合、少なくとも1〜2回の外壁塗装が必要な時期を過ぎています。加藤様のお宅では塗装歴が不明でしたが、チョーキングやクラックの状態から、前回の塗装から相当な年数が経過していると判断しました。

クラックの補修は「Vカット充填工法」でひびを広げてシーリング材を充填する方法が一般的です。その後、弾性塗料で全面を塗装することで防水性を回復させます。放置するとモルタルの内側にある構造体(木材や鉄筋)まで水が届き、補修範囲と費用が大きく膨らむことがあります。

なごみルーフからのアドバイス

今回の調査で気になったのは、西面のクラックとドローンで確認した屋根の状態です。外壁と屋根は同じ足場を使って同時に施工するのが費用対効果の面でも合理的です。塗装か補修かを判断するには、クラックの幅・深さ・箇所数を実測したうえで見積もりを出す必要があります。「まずどこから手を付けるべきか」だけでも現地で確認できますので、迷っている段階でのご相談でも構いません。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは仙台市青葉区をはじめ、宮城県内の外壁・屋根の無料現地調査を行っています。ドローン点検も費用はかかりません。調査後に工事を強制することもありませんので、現状を把握したい方はお気軽にお問い合わせください。お問い合わせはWebフォームまたはお電話から受け付けています。

築35年・陸屋根シートのジョイント剥がれ、放置するとどうなる?仙台市の現地調査レポート

「屋上に上がったことがないから、どんな状態か分からない」という方は少なくありません。仙台市青葉区の斎藤様(仮名)も同様で、今回は築35年の鉄骨+ALC造建物の屋上と外壁を現地調査しました。ドローン撮影と目視点検で確認した内容を、そのままお伝えします。

ドローンで把握した屋根全体の状況

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

まずドローンで屋根全体を撮影しました。陸屋根(フラット屋根)は傾斜がないぶん、雨水が滞留しやすい構造です。今回の建物では屋上シート表面に退色と汚れの蓄積が確認でき、35年という年数相応の劣化が見られました。ドローン撮影は、脚立や足場なしで広範囲を一度に記録できるため、見落としを減らすのに役立っています。

外壁4面の確認結果

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(南面)
外壁(南面)
外壁(西面)
外壁(西面)
外壁(北面)
外壁(北面)

東・南・西・北の4面をそれぞれ確認しました。ALC(軽量気泡コンクリート)パネルは表面塗膜の劣化が進むと、素地自体が雨水を吸い込むようになります。今回は塗膜の色あせとチョーキング(手で触れると白い粉が付く状態)が全面に見られました。ALC自体に大きなひび割れは確認できませんでしたが、パネル同士の目地シーリングは硬化・痩せが進んでおり、打ち直しが必要な箇所がありました。

最も注意が必要だったシートのジョイント剥がれ

屋上陸屋根
屋上陸屋根
ジョイント剥がれ
ジョイント剥がれ

屋上に上がって最初に確認したのが、防水シートのジョイント(継ぎ目)部分の剥がれです。シート防水は複数枚のシートを重ね合わせて施工しますが、その重なり部分の接着が経年で弱まり、端部が浮いてめくれ上がっていました。この状態を放置すると、剥がれた隙間から雨水がシートの下に入り込み、下地のALCや鉄骨に達します。ALCは水分を含むと強度が落ちやすく、鉄骨部分が錆びると補修コストが大きく跳ね上がります。ジョイント剥がれは外から見えないため、屋上に上がって初めて分かるケースがほとんどです。

コロニアル屋根部分も確認

コロニアル屋根部
コロニアル屋根部

建物の一部にコロニアル(スレート)屋根の区画も確認されました。こちらは表面のコケと塗膜の劣化が見られましたが、割れや大きなずれは現時点では確認されていません。ただし、コロニアルも35年経過すると素材自体が脆くなっていることが多く、踏み抜きに注意しながら点検する必要があります。

なごみルーフからのアドバイス

今回の調査で優先度が高いのは屋上シートのジョイント剥がれです。部分的な補修(ジョイント部の再接着・シーリング処置)で対応できる段階のうちに手を打つと、全面改修より費用を抑えられます。シート全体が劣化しきってしまうと、撤去・下地補修を含む全面的な防水やり直しが必要になるため、早めの判断が結果的にコストを下げます。外壁の目地シーリングと塗装については、屋上防水の工事と時期を合わせて施工すると足場代が1回で済みます。斎藤様には調査結果と合わせてこの点もご説明し、工事の優先順位と費用感をご提案しました。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは仙台市青葉区をはじめ、仙台市内・宮城県内の陸屋根(シート防水)や鉄骨ALC造建物の現地調査を無料で行っています。「屋上に一度も上がったことがない」「ジョイント部分が気になっている」という方は、お気軽にお問い合わせください。調査時にはドローン撮影の画像もそのままお渡しします。

外壁のチョーキングやひび割れ、放置するとどうなる?仙台の現場から

「外壁が白っぽくなってきた気がするけど、塗り替えの時期かどうか判断できない」という相談は、現地調査でよく聞きます。今回は、林様邸(仮名)の調査で確認した外壁の状態をもとに、劣化のサインと見落としがちなリスクを整理します。

東面・西面で劣化の進み方が違う理由

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(西面)
外壁(西面)

林様邸では、東面と西面で外壁の傷み具合に差がありました。仙台を含む東北地方では、西面は季節風や雨にさらされる時間が長く、塗膜の劣化が早い傾向があります。一方、東面は日射の当たり方や乾燥の条件が異なるため、同じ築年数でも状態が違うことがあります。調査では必ず四面をひと通り確認し、面ごとに状態を記録するようにしています。

現場で確認した気になる箇所

気になる箇所
外壁の劣化箇所(拡大)
気になる箇所
外壁の劣化箇所(拡大)

拡大写真で確認できるのは、塗膜表面に粉状の物質が浮き出た状態、いわゆるチョーキングです。手で外壁を触ると白い粉が付くようであれば、塗膜の防水機能がかなり低下しているサインです。この段階では外壁材自体が直接雨水を吸い込みやすくなっているため、放置すると内部への水分侵入につながります。

また、写真の一部にはひび割れの兆候も見られます。外壁材の種類によって補修方法は異なりますが、幅が0.3mm以上のクラックは雨水が入り込む経路になりやすいため、シーリング処理か部分補修が必要です。チョーキングとクラックが重なっている箇所は、優先的に手を入れるべき箇所として記録しました。

「まだ大丈夫」と判断しがちなタイミングが一番危ない

外壁の塗膜劣化は、室内への雨漏りが始まるまで気づきにくいのが特徴です。屋根と違って目視しやすい分、「見た目が汚れているだけ」と判断してしまうケースがあります。ただ、チョーキングが出ている状態は塗膜がすでに機能を失っている段階であり、外壁材そのものへのダメージが始まっています。塗装で済む時期を逃すと、外壁材の張り替えが必要になり費用が大きく変わります。

なごみルーフからのアドバイス

今回の林様邸のケースでは、チョーキングとひび割れの状況から、外壁塗装と部分的なシーリング打ち替えをご提案しました。外壁は面積が広い分、早めに手を打つほど工事の範囲を絞りやすくなります。「触ると粉が付く」「細かいひびが増えてきた」と感じたら、一度プロに状態を確認してもらうことをおすすめします。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは、仙台市内および近郊で外壁・屋根の無料現地調査を行っています。調査結果はその場で写真付きの報告書としてお渡しするので、「工事を急かされた」と感じる前に現状を把握したいという方にも利用しやすい内容です。まずはお電話またはWebフォームからご連絡ください。

築45年セメント瓦屋根の現地調査レポート|仙台の事例

「築45年だけど、屋根がどんな状態かよく分からない」という方は少なくありません。セメント瓦は塗装が劣化すると吸水が進み、凍害や割れに至るケースがあります。今回は仙台市内の石川様(仮名)邸で実施した現地調査の様子をご紹介します。

建物の概要と調査のきっかけ

建物は木造2階建て、築45年。屋根材はセメント瓦です。石川様からの調査依頼を受け、外壁4面の目視確認とドローンによる屋根撮影を行いました。

外壁4面の状態

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(南面)
外壁(南面)
外壁(西面)
外壁(西面)
外壁(北面)
外壁(北面)

東・南・西・北の4面を順に確認しました。全体的に塗膜の退色が進んでおり、北面は日当たりが少ない分、コケや汚れの付着が目立ちます。外壁材の表面に細かいひび割れも見られ、次の降雨時に水が入り込むリスクがある状態です。

ドローンで確認した屋根の状態

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

屋根はドローンで上空から撮影しました。セメント瓦全体に塗装の色あせが見られ、表面の防水性はほぼ失われている状態です。瓦の重なり部分にコケが生えており、仙台の冬に水分が凍結・膨張を繰り返すと、割れが広がりやすくなります。

気になる箇所の詳細

気になる箇所
気になる箇所①
気になる箇所
気になる箇所②
気になる箇所
気になる箇所③

近接で撮影した箇所では、瓦表面の塗膜が剥がれ、素地のセメントが露出している部分が確認できました。露出したセメントはそのまま吸水するため、放置すると瓦の内部から劣化が進みます。また、棟部分の漆喰も一部崩れており、雨水の浸入経路になり得る箇所です。

なごみルーフからのアドバイス

今回の調査では、屋根・外壁ともに塗装による防水性がほとんど残っていない状態でした。セメント瓦の場合、塗装が生きているうちは塗り替えで対応できますが、瓦自体が吸水・凍害でもろくなっている場合は葺き替えを検討する段階です。築45年という年数を考えると、部分補修を重ねるよりも、屋根全体の状態を確認したうえで工事の優先順位を決めることをお勧めします。棟の漆喰崩れは雨漏りに直結しやすいため、早めに処置しておくのが得策です。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは、仙台市およびその近郊で無料の現地調査を行っています。ドローン撮影を含む調査結果は写真付きで報告書としてお渡ししますので、工事を急かされる心配なく現状を把握していただけます。セメント瓦の状態が気になる方は、お問い合わせフォームまたはお電話でご連絡ください。

築38年の陶器瓦屋根と外壁、現地調査で見えた劣化のポイント

「築30年以上経っているけど、屋根や外壁がどんな状態なのか分からない」という方は多いと思います。陶器瓦は耐久性が高い屋根材ですが、30年を超えると瓦そのもの以外の部位――漆喰や棟まわり、外壁との取り合い部分――に問題が出てくることがあります。今回は、仙台市内の村上様邸(仮名・築38年・木造・陶器瓦)で実施した現地調査の内容をご紹介します。

外壁四面の状態確認

現地調査では、屋根だけでなく外壁も四面すべてを記録します。面によって日当たりや雨の当たり方が異なるため、劣化の進み方にも差が出ます。

外壁(南面)
外壁(南面)
外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(西面)
外壁(西面)
外壁(北面)
外壁(北面)

南面は日射による塗膜の劣化が進みやすく、北面は苔や藻が発生しやすい傾向があります。東・西面は朝夕の雨が直接当たるため、サッシまわりやコーキング部分の状態を重点的に確認します。村上様邸では、外壁全面にわたって塗膜の劣化が見られ、特に北面で汚れの堆積が目立ちました。外壁塗装の目安は一般的に10〜15年とされますが、築38年ということを考えると、すでに複数回の塗り替え時期を過ぎている状態です。

ドローンによる屋根の状態確認

屋根は地上から目視できる部分が限られるため、今回はドローンを使って撮影しました。

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

陶器瓦自体はひび割れや欠けが少なく、素材としての寿命はまだあると判断しました。ただし、棟部分の漆喰の状態や、瓦のズレ・浮きは屋根全体を俯瞰することで初めて分かります。ドローン画像でも棟まわりの経年劣化が確認できました。

気になる箇所のアップ確認

ドローン全体画像で気になった箇所は、さらに接近して撮影します。

気になる箇所
気になる箇所①
気になる箇所
気になる箇所②
気になる箇所
気になる箇所③

今回の調査では、棟瓦を固定する漆喰の剥がれや、一部の瓦のズレが確認されました。漆喰が崩れると棟部分から雨水が入りやすくなるため、放置期間が長くなるほど下地への影響が広がります。瓦のズレについては、台風や積雪の荷重が繰り返しかかることで徐々に起きるもので、築38年であれば発生していてもおかしくない状態です。

なごみルーフからのアドバイス

陶器瓦は耐久性が高い屋根材ですが、「瓦が割れていないから大丈夫」とは言い切れません。棟の漆喰、瓦のズレ、谷部の金属板など、瓦以外の部位のほうが先に寿命を迎えることが多いです。築38年の建物であれば、これらの部位を一度専門家に確認してもらうことをお勧めします。また、外壁についても塗膜の防水機能が失われている状態が続くと、外壁材そのものへのダメージにつながります。屋根と外壁をまとめて点検することで、工事の優先順位と費用の見通しを立てやすくなります。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは、仙台市およびその周辺エリアで屋根・外壁の無料現地調査を実施しています。ドローン撮影による屋根確認も調査費用に含まれます。「築年数が経っているが、どこから手をつければいいか分からない」という方も、まず現状を把握することから始めてみてください。お問い合わせフォームまたはお電話でご連絡ください。

仙台市太白区の屋根をドローン調査|見えない劣化を早期発見

「屋根が気になるけど、自分では確認できない」という方は多いと思います。仙台市太白区の小林様(仮名)からご依頼をいただき、現地でドローンによる屋根調査を行いました。このコラムでは、その調査の流れと、ドローン調査で何が分かるのかを紹介します。

ドローン調査を選ぶ理由

屋根の劣化は、地上から目視するだけでは見落としが生じやすい場所にあります。棟まわりや谷板金の端部、スレート材のひび割れなどは、屋根面に近づかないと確認が難しい箇所です。かといって、毎回足場を組むのはコスト面で現実的ではありません。

ドローンを使うと、屋根全体を上空から撮影し、気になる箇所を拡大して確認できます。足場なしで屋根の状態を把握できるため、「まず現状を知りたい」という方の初回調査に向いています。なごみルーフでは、この調査を無料で実施しています。

屋根ドローン画像
ドローンで撮影した屋根全体の様子。棟板金の状態や屋根材の色むらを上空から確認できます。

今回の調査で確認したこと

小林様のお宅では、ドローンで屋根全体を撮影したうえで、気になる箇所を重点的に確認しました。撮影画像をその場でお客様にお見せしながら、現状の説明と今後の対応について話し合います。

屋根調査で特に注意して見るのは、棟板金の浮きや釘の抜け、スレート材のひび・欠け、コケや藻の繁殖状況、谷部分の板金の錆びや変形などです。仙台市内は冬季に雨や雪が多く、これらの劣化が進みやすい環境にあります。太白区でも同様の傾向があり、築年数によっては複数の箇所に問題が出ていることがあります。

調査後の流れ

ドローン撮影後、調査結果をもとに見積もりを作成します。補修だけで済む場合、カバー工法や葺き替えが必要な場合など、状態に応じた選択肢を提示します。工事が必要ない場合はその旨をお伝えします。「とりあえず調査だけ」でも問題ありません。

見積もりの内容に疑問があれば、その場で確認していただけるよう、担当者が丁寧に説明します。契約を急かすことはしません。

なごみルーフからのアドバイス

屋根の劣化は、室内に雨漏りが出てから気づくケースが少なくありません。そこまで進むと、屋根材だけでなく野地板や断熱材にも影響が及ぶことがあり、修繕範囲が広がります。仙台市太白区のような積雪・凍結の影響を受けやすい地域では、雪解けの時期が終わった春から初夏にかけて一度屋根の状態を確認しておくと安心です。気になるサインがある場合は、早めに調査を依頼することをおすすめします。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは、仙台市太白区を含む仙台市全域で無料の現地調査を行っています。ドローン撮影による屋根調査も無料です。「屋根の状態が分からない」「雨漏りが心配」という方は、お電話またはお問い合わせフォームからご連絡ください。現地確認のうえ、状況に応じた対応をご提案します。

松島町のスレート屋根・サイディング外壁、現地調査で見えた劣化の実態

「特に雨漏りはしていないけど、外壁の色が変わってきた気がして」——そう話してくださる方ほど、調査に入ると見落とせない劣化が見つかることがあります。今回は宮城郡松島町の三浦様(仮名)邸を調査した際の記録を、写真とともにまとめました。スレート屋根と窯業系サイディング外壁の組み合わせは仙台近郊でも多い構成なので、参考にしてみてください。

四面の外壁を順番に確認する

現地調査では、東・南・西・北の四面をそれぞれ記録します。同じ建物でも、面によって劣化の進み方が大きく異なるからです。日当たりの強い南面は塗膜の色褪せが早く、北面は苔や藻が付きやすい傾向があります。

外壁(東面)
外壁(東面)

東面は午前中に日が当たる面です。写真では窯業系サイディングの表面に、塗膜のくすみが確認できます。まだ防水機能が完全に失われている状態ではありませんが、チョーキング(手で触ると白い粉が付く現象)が始まっていれば、塗り替えの判断時期に近づいているサインです。

外壁(南面)
外壁(南面)

南面は四面の中で紫外線の影響を最も受けます。三浦様邸の南面では、サイディングのシーリング(目地部分のコーキング)に注目しました。シーリングは塗膜より先に硬化・収縮するため、ひび割れや隙間が出ていると雨水の浸入経路になります。

外壁(西面)
外壁(西面)

西面は午後の西日と、宮城県沿岸部特有の潮風の影響を受けやすい面です。松島町は海に近く、塩分を含んだ風が外壁材の劣化を早めることがあります。西面の状態は東面と比較しながら確認すると、劣化スピードの差が分かりやすくなります。

外壁(北面)
外壁(北面)

北面は日当たりが少ない分、湿気が抜けにくく苔や藻が発生しやすい環境です。写真でも外壁面の変色が見受けられます。苔や藻は見た目の問題にとどまらず、表面の防水層を少しずつ傷めるため、放置すると塗膜の剥がれや素地の吸水につながります。

特に気になった箇所

気になる箇所
気になる箇所

四面を一通り確認した後、特に状態が気になった箇所を接写で記録します。この写真では、サイディングの継ぎ目やコーナー部分など、雨水が集まりやすい箇所の状態を確認しています。スレート屋根との取り合い部分(屋根と外壁が接する箇所)も、雨漏りの起点になりやすいため重点的に見ます。

なごみルーフからのアドバイス

窯業系サイディングは定期的な塗り替えとシーリングの打ち替えで、長く性能を維持できる外壁材です。目安として、新築から10〜15年が最初のメンテナンス時期とされていますが、松島町のように海が近い立地では、内陸部より劣化が進みやすいケースもあります。「まだ大丈夫だろう」と判断する前に、一度プロの目で四面を確認してもらうことをお勧めします。スレート屋根の点検も同時に行えるため、足場を組む機会に合わせてまとめて調査すると費用面でも効率的です。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは、宮城郡松島町を含む仙台近郊エリアで無料の現地調査を行っています。屋根・外壁の状態を写真と報告書でお伝えしますので、「見てもらうだけでも」という段階でもお気軽にご連絡ください。調査の予約はお電話またはホームページのお問い合わせフォームから受け付けています。

仙台市青葉区の外壁劣化、放置するとどうなる?現地調査レポート

「外壁が少し気になってきたけど、まだ大丈夫だろうか」と思いながら、なかなか動けずにいる方は多いと思います。仙台市青葉区で現地調査を行った際の記録をもとに、外壁の劣化サインと確認すべきポイントをまとめました。

今回の調査物件について

今回お声がけいただいたのは、仙台市青葉区にお住まいの鈴木様(仮名)です。外壁の状態が気になるとのことで、なごみルーフが現地調査を実施しました。調査当日は建物の外周をひと通り確認し、特に日当たりの強い南面を重点的にチェックしました。

南面外壁の状態

外壁(南面)
外壁(南面)

南面は紫外線が一年を通じて最もあたる面です。塗膜の色あせや白っぽくなる「チョーキング」が出やすく、今回の調査でもその兆候が確認できました。チョーキングは塗膜の防水性が落ちてきているサインで、手で触ると白い粉が付く状態です。この段階では外壁材そのものがすぐに傷むわけではありませんが、放置すると雨水が外壁材に直接染み込みやすくなります。

気になる箇所のアップ確認

気になる箇所
気になる箇所

細部を確認したところ、塗膜の剥がれや目地部分の変色が見られました。目地(シーリング)は外壁材のつなぎ目を埋めるゴム状の素材で、紫外線や温度変化で経年劣化します。ひび割れや痩せが起きると、そこから水が入り込み、外壁材の内側や躯体へのダメージにつながります。仙台は冬の凍害リスクもあるため、目地の状態は特に注意が必要な箇所です。

調査でわかったこと・判断の根拠

今回の調査では、外壁材自体に割れや大きな欠損は見当たりませんでした。ただし、塗膜の劣化と目地の傷みが同時に進んでいる状態でした。このまま次の冬を越えると、凍結融解のサイクルで劣化が加速する可能性があります。外壁塗装と合わせてシーリングの打ち替えを検討するタイミングとして、今が適切な時期と判断しました。

なごみルーフからのアドバイス

外壁の劣化は屋根と同様、上から順に進む傾向があります。南面から劣化が始まることが多いため、定期的に南側の外壁を手で触って確認するだけでも早期発見につながります。チョーキングが出ていたり、目地が細くなってきていたりする場合は、一度専門業者に見てもらうことをお勧めします。塗装工事の費用は外壁の面積や使用する塗料によって変わりますが、足場仮設込みで60〜120万円前後が仙台市内での目安です。屋根の補修が必要な場合は同じ足場を使えるため、まとめて対応するとコストを抑えられます。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは仙台市青葉区を含む仙台市全域で無料の現地調査を行っています。「外壁が気になりだした」「前回の塗装からだいぶ経つ」という方は、お気軽にお問い合わせください。調査結果はその場でご説明し、写真とあわせて書面でご報告します。工事を前提とした無理な勧誘は行いません。

築50年・厚型スレート屋根の現地調査レポート|塩竈市

「屋根が心配だけど、どこから手をつければいいか分からない」という方は多いと思います。特に築50年前後の住宅では、屋根材だけでなく外壁や下地も含めて状態を把握しておくことが、修繕の判断に直結します。今回は塩竈市の橋本様(仮名)のご自宅で実施した現地調査の内容をご紹介します。

外壁4面の状態確認

まず地上から外壁を一周して目視確認しました。

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(南面)
外壁(南面)
外壁(西面)
外壁(西面)
外壁(北面)
外壁(北面)

東面・南面では塗膜の色褪せと細かなひび割れが複数箇所に見られました。西面は日射と雨が当たりやすい向きのせいか、チョーキング(塗膜が粉状に劣化する現象)が進んでいます。北面は苔の付着が目立ち、湿気が抜けにくい状態になっていると判断しました。いずれも今すぐ雨水が浸入するレベルではありませんが、塗装の保護機能はほぼ失われている状態です。

屋根のドローン撮影で確認した劣化

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

屋根はドローンで撮影しました。橋本様のご自宅は厚型スレート(モニエル瓦とも呼ばれるセメント系の屋根材)で、1970〜90年代の住宅でよく使われた素材です。今回確認できた主な劣化は以下のとおりです。

気になる箇所
気になる箇所
気になる箇所
気になる箇所
気になる箇所
気になる箇所

棟部分のシーリングが硬化・剥離しており、雨水が入りやすい状態です。また、スレート表面の塗膜が全体的に劣化し、素地のセメントが露出している箇所が複数ありました。一部の瓦には欠けやズレも確認でき、冬の凍害が積み重なった結果と見られます。厚型スレートはセメントが主成分のため、塗膜が切れると吸水→凍結→膨張のサイクルで劣化が加速します。塩竈市のような沿岸部は塩害の影響も重なるため、内陸部より劣化が早く進む傾向があります。

なごみルーフからのアドバイス

築50年の厚型スレート屋根で、これだけ劣化が進んでいる場合、部分補修だけで長期間もたせるのは難しい状態です。棟のシーリング打ち直しと塗装だけで対処するか、屋根材ごと葺き替えるかは、下地(野地板)の傷み具合によって変わります。今回の調査では外から確認できる範囲での記録にとどまっているため、工事前には下地の確認も合わせて行うことをお勧めします。厚型スレートはカバー工法(重ね葺き)に向かない素材のため、葺き替えが前提になるケースがほとんどです。外壁の塗装も合わせて検討すると、足場代を一度で済ませられます。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは塩竈市を含む宮城県内で無料の現地調査を受け付けています。ドローンを使った屋根の点検も費用はかかりません。「築年数が経っていて屋根が心配」という方は、お気軽にお問い合わせください。調査結果は写真付きで報告書としてお渡ししています。

築40年・瓦屋根と三十板サイディングの劣化、仙台市の現地調査レポート

「雨漏りはまだないけれど、外壁の傷みが目立ってきた」「築40年を超えたが、屋根と外壁をどこから手をつければいいか分からない」――そう感じている方は多いです。今回は仙台市の清水様(仮名)の木造2階建て住宅を調査した際の記録をまとめました。

建物の概要と調査の背景

清水様のお宅は築40年の木造2階建て。屋根は瓦葺き、外壁は三十板サイディングです。三十板サイディングは1980〜1990年代に広く使われた窯業系サイディングで、厚みが薄く(旧JIS規格で約12mm前後のものが多い)、現行品と比べると耐久性や防水性能の面で見劣りします。仙台市は年間降水量が1,200mm前後あり、外壁の目地やコーキングの劣化が進みやすい環境です。築40年ともなれば、表面塗膜の消耗だけでなく、ボード自体の吸水・反り・ひび割れが出ていても不思議ではありません。

外壁(東面・南面)の状態

外壁(東面)
外壁(東面)

東面は日当たりが比較的少ない面です。写真を確認すると、サイディング表面の塗膜が広い範囲で白化(チョーキング)しており、手で触れると白い粉が付きます。チョーキングは塗膜が紫外線・雨水で分解されたサインで、この状態になると防水機能はほぼ期待できません。また、縦目地のコーキングが痩せて細くなっており、部分的に剥離も見られました。

外壁(南面)
外壁(南面)

南面は日射量が多い分、塗膜の劣化がさらに進んでいました。ボードの継ぎ目付近にひび割れが複数あり、雨水が侵入しやすい状態です。三十板サイディングは一度吸水が始まると内部から膨張・収縮を繰り返し、ひび割れが拡大しやすい性質があります。現時点で室内への雨漏りが確認されていなくても、放置すれば下地の木材や断熱材が傷む可能性があります。

瓦屋根の状態について

今回の調査では外壁を中心に確認しましたが、築40年の瓦屋根も合わせてチェックが必要です。瓦自体の寿命は長い(50〜60年以上)ですが、棟部分の漆喰や葺き土、防水シート(ルーフィング)は30〜40年で劣化します。仙台市は積雪もあるため、棟瓦のズレや漆喰の剥落が起きているケースが少なくありません。外壁工事と同時に屋根の状態も確認しておくと、足場を1回で共有できて費用を抑えられます。

なごみルーフからのアドバイス

三十板サイディングは現行品よりボードが薄いため、カバー工法(重ね張り)を選ぶ際は下地の状態と既存ボードの固定状況を必ず確認してください。腐食や反りが激しい場合は、張り替えの方が長期的に見て費用対効果が高いことがあります。塗装で対処する場合も、コーキングの打ち替えをセットで行わないと、塗膜だけ新しくなって目地から水が入り続ける状態になります。清水様のお宅のように劣化が全面に及んでいる場合は、塗装・カバー・張り替えの三択を比較見積もりで確認することをお勧めします。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは仙台市およびその周辺エリアで無料の現地調査を行っています。「外壁の傷みが気になる」「屋根と外壁をまとめて直したい」という方は、お電話またはWebフォームからお気軽にご連絡ください。調査当日に写真と状態の説明を行い、後日お見積もりをお送りします。

東松島市の外壁調査レポート|気になる劣化サインを現地で確認

「外壁のどこかがおかしい気がするけれど、自分では判断できない」という状況は、一軒家にお住まいの方なら一度は経験するのではないでしょうか。今回は東松島市の三浦様邸にお伺いし、外壁4面と気になる箇所を中心に調査した様子をご紹介します。

4面の外壁を順番に確認

現地調査では、まず建物を一周しながら東・南・西・北の各面を目視と近接確認で調べます。面ごとに日当たりや風雨の当たり方が異なるため、劣化の進み方にも差が出やすいからです。

外壁(東面)
外壁(東面)

東面は朝の日差しを受けやすく、乾燥と結露を繰り返しやすい面です。塗膜の状態や目地のシーリングを重点的に確認しました。

外壁(南面)
外壁(南面)

南面は日射量が多い分、塗膜の色あせや白化(チョーキング)が出やすい面です。手で触れると白い粉が付くようであれば、塗り替えの目安となります。

外壁(西面)
外壁(西面)

西面は午後の西日と、東松島市特有の海風の影響を受けやすい面です。塩分を含んだ風が当たり続けると、塗膜の劣化が他面より早まることがあります。

外壁(北面)
外壁(北面)

北面は日当たりが少なく、湿気が逃げにくいためコケや藻が発生しやすい面です。今回も北面には他の3面より汚れの付着が多く見られました。

気になる箇所を近接確認

4面の全体確認が終わったあと、三浦様からご指摘いただいた箇所と、調査中に私たちが気になった部分を近接で確認しました。

気になる箇所
気になる箇所
気になる箇所
気になる箇所
気になる箇所
気になる箇所

写真のとおり、塗膜の剥がれや目地部分の劣化が確認できました。こうした箇所は放置すると外壁材そのものへ水が入り込み、下地の腐食や雨漏りにつながります。表面の劣化が軽度のうちに対処しておくほうが、補修の範囲も費用も抑えられます。

なごみルーフからのアドバイス

今回の調査で見えてきたのは、面ごとに劣化の原因が異なるという点です。東松島市は海に近いエリアも多く、塩害の影響を受けやすい立地では通常より耐候性の高い塗料を選ぶことが賢明です。また、北面のコケや藻は見た目の問題にとどまらず、塗膜の防水機能を低下させるため、高圧洗浄でしっかり除去してから塗装することが前提になります。外壁の塗り替え時期の目安は一般的に10年前後とされていますが、立地や使用塗料によって前後します。気になる変化があれば早めに確認することをお勧めします。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは東松島市を含む宮城県内の外壁・屋根の無料現地調査を承っています。「どこが悪いかわからないが不安」という段階からでも対応できます。調査後は写真付きの報告書をお渡しし、工事の必要性や優先順位をお伝えします。お気軽にお問い合わせください。

屋根の苔と棟板金の釘抜け、放置するとどうなる?仙台の調査事例

「屋根に緑色のものが生えているけど、すぐ直さないといけないの?」と井上様からご連絡をいただきました。ドローンで撮影してみると、苔の繁殖だけでなく棟板金の釘が浮いている箇所も確認できました。見た目の問題だけで済むのか、それとも雨漏りに直結するのか——今回の調査結果をもとに説明します。

ドローン調査で分かったこと

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

屋根全体をドローンで撮影すると、北面を中心に屋根材の表面が緑色に変色していました。スレート屋根の塗膜が劣化すると表面が水を弾かなくなり、苔や藻が根を張りやすくなります。仙台は年間降水量が比較的多く、北向き面は日当たりが悪いため、こうした繁殖が起きやすい条件が重なります。

苔そのものが即座に雨漏りを起こすわけではありませんが、根が屋根材の表面に食い込むことでひび割れが広がり、そこから水が浸入するケースがあります。また、苔が水分を含んだまま乾燥と吸水を繰り返すと、スレートの劣化が早まります。

棟板金の釘抜け——こちらが本命の懸念点

気になる箇所
棟板金の釘抜け状況
気になる箇所
板金浮きの拡大

今回の調査で優先度が高いと判断したのは、棟板金(屋根の頂部を覆う金属板)の釘抜けです。棟板金は下地の貫板(ぬきいた)に釘で固定されていますが、気温の変化で金属が膨張・収縮を繰り返すうちに釘が少しずつ浮いてきます。釘が抜けた状態で強風にさらされると、板金ごと飛散することがあります。

仙台では冬季に強い西風が吹く日があり、棟板金の飛散事故は珍しくありません。飛散した板金が隣家の窓や車を傷つけた場合、修繕費用のトラブルに発展することもあります。釘の浮きを早期に発見できたことは、今回の調査で得られた大きな収穫です。

屋根材の表面劣化——塗装か葺き替えかの判断基準

気になる箇所
屋根材表面の状態

スレート屋根の場合、表面の塗膜が劣化していても屋根材自体が割れていなければ、高圧洗浄と塗装で対応できます。一方、屋根材にひび割れや欠けが多い場合は、カバー工法(重ね葺き)や葺き替えを検討する必要があります。今回の井上様の屋根は、表面の苔を除去して状態を確認したうえで判断する段階です。塗装で対応できる状態であれば、工事費用を抑えることができます。

なごみルーフからのアドバイス

今回の調査結果を踏まえ、井上様には以下の順序で対応することをお伝えしました。まず棟板金の釘を打ち直して固定し、飛散リスクをなくす。次に高圧洗浄で苔を除去したあとに屋根材の状態を再確認し、塗装か補修かを決める、という流れです。棟板金の補修は比較的費用が少なく済むため、先送りするメリットはほぼありません。

屋根の苔は「見た目が悪いだけ」と判断されがちですが、その下で進んでいる劣化や金物の状態は、地上からでは確認できません。気になる変色があるときは、ドローンや専門家による目視調査を一度受けておくことで、修繕の優先順位を正確に把握できます。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは、仙台市およびその周辺エリアを対象に無料の現地調査を行っています。ドローンによる屋根撮影と調査報告書の作成まで費用はかかりません。「屋根に苔が生えてきた」「棟板金が浮いているか確認したい」という方は、お電話またはお問い合わせフォームからご連絡ください。調査後に工事を強制することはありません。

屋根・外壁に苔やひび割れ、放置するとどうなる?仙台の現場から

「屋根に緑っぽいものが生えてきた」「外壁に細かいひびが入っている」——そう気づいてはいるものの、雨漏りが起きているわけでもないし、と後回しにしているご家庭は少なくありません。今回の遠藤様(仮名)宅の調査でも、同じような状況を確認しました。現場で見えたことを整理します。

南面屋根に広がる苔・藻の付着

南面屋根
南面屋根

日当たりが良いはずの南面にも関わらず、屋根材の表面に苔や藻が広く付着していました。南向きでこの状態になる原因のひとつは、屋根材の表面を保護する塗膜が劣化して水分を弾けなくなっていることです。塗膜が機能していれば、雨水は表面を流れ落ちます。しかし劣化が進むと屋根材自体が水を吸いやすくなり、湿気が抜けにくい部分から苔や藻が定着します。

苔・藻そのものは見た目の問題にとどまらず、根が屋根材の表面に食い込むことで劣化を早める場合があります。高圧洗浄で除去した後、防藻成分を含む塗料で再塗装するのが基本的な対応です。表面の劣化だけであれば塗装工事で対処できますが、屋根材自体が割れていたり反りが出ていたりする場合は部分補修や葺き替えを検討することになります。

室内に残る染み跡

室内
室内

室内の天井・壁に染み跡が確認できました。現時点で雨水が垂れてくるわけではないとのことでしたが、染み跡は過去に雨水や結露水が侵入したことを示しています。「今は止まっている」ように見えても、防水層や下地材がすでにダメージを受けている場合があるため、屋根・外壁の状態と合わせて原因箇所を特定することが必要です。室内の染みだけを見て判断するのは難しく、外部からの調査と組み合わせて初めて原因を絞り込めます。

外壁のひび割れと劣化

外壁
外壁

外壁にも表面的なひびが複数見られました。髪の毛ほどの細さのひび(ヘアクラック)は塗膜の乾燥収縮によって生じることが多く、すぐに雨水が入るわけではありませんが、放置すると幅が広がって壁材の内部まで水が届くようになります。仙台は冬季に気温が0℃を下回る日が続くため、ひびに入った水が凍結・膨張を繰り返すことで劣化が加速しやすい環境です。外壁塗装の際に弾性系の塗料やシーリング補修を組み合わせることで、こうした動きに追従できる仕上げにする方法があります。

なごみルーフからのアドバイス

遠藤様宅のように、屋根の苔・室内の染み跡・外壁のひびが同時に見られる場合、どれか一箇所だけを補修しても根本的な解決にならないことがあります。調査では屋根・外壁・室内を横断して状態を確認し、優先度と費用のバランスを含めてご説明するようにしています。「とりあえず屋根だけ」「外壁だけ」と分けて工事を依頼すると、足場代が二重にかかることもあるため、まとめて計画を立てた方がコスト面で合理的なケースが多いです。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは仙台市およびその周辺エリアで無料の現地調査を行っています。「屋根に苔が出てきた」「外壁にひびがある」「室内に染みがある」といった症状がひとつでも気になる場合は、お問い合わせフォームまたはお電話でご連絡ください。調査結果はその場でご説明し、写真とともに書面でお渡ししています。

築50年以上のセメント瓦屋根、現地調査でわかったこと【仙台市太白区】

「築50年以上だけど、屋根がどんな状態か自分では確認できない」という方は多いと思います。今回は仙台市太白区にお住まいの高橋様(仮名)のご自宅を現地調査した際の記録をまとめました。セメント瓦屋根と金属サイディング外壁の組み合わせで、同じような年数の建物にお住まいの方にも参考になる内容です。

外壁4面の状況

まず外壁から確認しました。外壁材は金属サイディングで、各面の状態を一周しながら記録しています。

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(南面)
外壁(南面)

東面・南面は日当たりがある分、塗膜の退色や表面の傷みが目につきやすい方向です。金属サイディングは錆が出始めると進行が早いため、表面の状態は年数相応に注意が必要です。

外壁(西面)
外壁(西面)
外壁(北面)
外壁(北面)

西面・北面は日射が少なく、コケや汚れが溜まりやすい方向です。北面は特に湿気が抜けにくいため、パネルの継ぎ目やシーリング部分の状態を重点的に確認しました。築50年超の建物では、外壁材自体より継ぎ目の防水処理が先に傷んでいることが多く、そこから雨水が入ると内部の木材に影響が出ます。

屋根の状況(ドローン撮影)

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

屋根はドローンで上空から撮影しました。屋根材はセメント瓦です。セメント瓦は粘土瓦と違い、表面の塗装が防水性を担っています。塗膜が劣化すると瓦自体が水を吸い始め、凍結融解を繰り返す仙台の冬には割れのリスクが上がります。ドローン画像では全体的な棟の状態や瓦のズレ・割れの有無を確認しています。地上からでは死角になる部分もドローンであれば記録できるため、高橋様にも画像をそのままお見せしながら現状をご説明しました。

なごみルーフからのアドバイス

セメント瓦屋根は、表面塗装が生きているうちに塗り替えを行うことで防水性を保てます。ただし塗膜が大きく劣化し、瓦自体が吸水・凍害でもろくなっている場合は、カバー工法や葺き替えを検討する段階です。今回のような築50年以上の建物では、屋根単体だけでなく外壁の防水状態も同時に把握しておくことを勧めています。外壁と屋根のどちらかが先に雨漏りの入口になることが多く、片方だけを直しても根本的な解決にならないケースがあるためです。仙台市太白区のお客様からは「業者に連絡する前にまず状態を知りたい」というご要望をよくいただきます。調査だけでも対応していますので、気になる方はお気軽にご連絡ください。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは仙台市太白区を含む仙台市内全域で無料の現地調査を行っています。ドローンを使って屋根の状態を撮影し、その場で画像を確認しながらご説明します。「まだ工事するかどうか決めていない」という段階でも構いません。まずはお電話またはお問い合わせフォームからご連絡ください。

富谷市・築50年の瓦棒屋根、現地調査で見つかった破損と雨漏りの実態

築50年の建物では、屋根材の経年劣化が進んでいても、地上からは状態を確認しにくいことがあります。富谷市の阿部様(仮名)のお宅で現地調査を行ったところ、瓦棒屋根に複数の破損箇所と雨漏りが見つかりました。調査で確認した内容を順に紹介します。

外壁四面の状況確認

まず建物をぐるりと歩いて、外壁の状態を記録しました。

外壁(東面)
外壁(東面)
外壁(南面)
外壁(南面)
外壁(西面)
外壁(西面)
外壁(北面)
外壁(北面)

東・南・西・北の四面いずれにも経年による汚れや色褪せが見られました。特に北面は日当たりが少ないため、苔や汚れが他の面より目立っていました。外壁材の継ぎ目(目地)やサッシ周りも、シーリングの劣化が進んでいる箇所がありました。

ドローンで確認した瓦棒屋根の状態

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

屋根はドローンを使って撮影しました。瓦棒屋根は縦方向に金属の棒(心木)を走らせ、その上に板金を被せた構造です。築50年という年数を考えると、板金の錆や変形が起きやすい時期に入っています。ドローン画像では、表面全体の色ムラに加え、部分的に板金が浮いたり変形したりしている箇所が確認できました。

1階屋根と外壁の接点部

1階屋根・外壁接点部
1階屋根・外壁接点部

1階の屋根と外壁が交わる部分(取り合い部)は、雨水が集まりやすく、劣化が先行しやすい箇所です。ここでは板金の立ち上がりと外壁との間に隙間が生じており、雨水が侵入しやすい状態になっていました。コーキングで応急処置した跡もありましたが、すでに剥がれかけていました。

屋根の破損箇所

屋根破損部
屋根破損部

近接撮影で確認すると、瓦棒の一部が欠損・変形しており、下地まで露出している箇所がありました。こうした破損があると、雨が降るたびに水が入り込み、下地の木材が腐食していきます。腐食が進むと屋根材を固定する力も弱まるため、早めの対処が必要な状態です。

室内への雨漏り

雨漏り部
雨漏り部

室内では天井や壁に雨染みが確認できました。屋根の破損箇所や取り合い部の隙間から侵入した水が、建物内部を伝って出てきていると考えられます。雨漏りは「雨が入った場所」と「染みが出た場所」が一致しないことが多く、原因特定には屋根全体を丁寧に確認する必要があります。今回の調査で候補箇所を絞り込めました。

なごみルーフからのアドバイス

築50年の瓦棒屋根は、板金そのものの寿命を迎えている場合があります。破損箇所だけを部分補修しても、他の箇所から新たに雨漏りが起きることも珍しくありません。現状の下地の傷み具合によっては、板金の葺き替えや屋根カバー工法(重ね葺き)を検討する段階に来ていることを、阿部様にもお伝えしました。外壁も含めて建物全体の状態を踏まえながら、優先順位と予算のバランスを相談していく予定です。

同じお悩みの方は

富谷市・仙台市近郊で、瓦棒屋根の劣化や雨漏りが気になる方は、なごみルーフの無料現地調査をご利用ください。ドローン撮影を含む調査で、地上からでは見えない屋根の状態を確認します。調査後は写真つきの報告書をお渡しし、工事の要否・優先度をお伝えします。お問い合わせはお電話またはWebフォームからどうぞ。