築30年モルタル外壁の劣化サイン|仙台市青葉区の現地調査レポート

「外壁にひびが入っているけど、どこから直せばいいのかわからない」——築30年前後のモルタル外壁を持つ住宅でよく聞く悩みです。今回は仙台市青葉区の加藤様(仮名)のお宅を現地調査した際の記録をもとに、モルタル外壁の劣化がどのように進むのかをまとめました。

各面の状況をドローンと目視で確認

調査は外壁四面とドローンによる屋根点検をあわせて実施しました。以下、写真ごとに確認した内容を記します。

東面

外壁(東面)
外壁(東面)

東面は午前中に日が当たり、午後は日陰になる面です。湿気が抜けにくく、表面に苔や黒ずみが広がっていました。塗膜の防水性が失われているサインで、指で触れると粉状の汚れが付着する「チョーキング」も確認できました。

南面

外壁(南面)
外壁(南面)

南面は日当たりが最もよく、紫外線による塗膜の劣化が進んでいました。縦方向に複数のヘアクラック(0.3mm未満の細かいひび)が走っており、放置すると雨水が内部に浸入するリスクがあります。

西面

外壁(西面)
外壁(西面)

西面は夕方に強い日差しと乾燥にさらされる面です。今回確認したなかでひび割れが最も多く、一部は幅0.5mm前後のクラックに成長していました。この幅になると雨水の浸入が実際に起きている可能性が高く、優先的な補修が必要です。

北面

外壁(北面)
外壁(北面)

北面は一年を通じて日が当たりにくく、湿気が滞りやすい条件です。苔・藻の繁殖が四面のなかで最も顕著でした。苔は見た目だけの問題ではなく、外壁表面を常に湿らせることでひび割れの進行を早める原因にもなります。

屋根(ドローン点検)

屋根ドローン画像
屋根ドローン画像

屋根はドローンで全面を確認しました。詳細な素材の状態については別途お伝えする予定ですが、外壁の劣化状況と築年数を考えると、屋根と外壁を同時に点検・検討することで足場代を一回分に抑えられます。

築30年モルタル外壁で起きていること

モルタル外壁は左官で仕上げた素材で、施工当初は防水性がありますが、塗膜が紫外線や雨風で劣化すると防水機能が落ちていきます。築30年では多くの場合、少なくとも1〜2回の外壁塗装が必要な時期を過ぎています。加藤様のお宅では塗装歴が不明でしたが、チョーキングやクラックの状態から、前回の塗装から相当な年数が経過していると判断しました。

クラックの補修は「Vカット充填工法」でひびを広げてシーリング材を充填する方法が一般的です。その後、弾性塗料で全面を塗装することで防水性を回復させます。放置するとモルタルの内側にある構造体(木材や鉄筋)まで水が届き、補修範囲と費用が大きく膨らむことがあります。

なごみルーフからのアドバイス

今回の調査で気になったのは、西面のクラックとドローンで確認した屋根の状態です。外壁と屋根は同じ足場を使って同時に施工するのが費用対効果の面でも合理的です。塗装か補修かを判断するには、クラックの幅・深さ・箇所数を実測したうえで見積もりを出す必要があります。「まずどこから手を付けるべきか」だけでも現地で確認できますので、迷っている段階でのご相談でも構いません。

同じお悩みの方は

なごみルーフでは仙台市青葉区をはじめ、宮城県内の外壁・屋根の無料現地調査を行っています。ドローン点検も費用はかかりません。調査後に工事を強制することもありませんので、現状を把握したい方はお気軽にお問い合わせください。お問い合わせはWebフォームまたはお電話から受け付けています。