「どこから雨が入っているのか分からない」という状況は、雨漏りのなかでも対処が難しいケースです。今回は仙台市青葉区の加藤様邸からご依頼をいただき、外壁4面と天井内を順に確認しました。調査で何を見て、どう判断したかをそのままお伝えします。
外壁4面の状況
まず建物をぐるりと一周し、東・南・西・北の4面を目視確認しました。




4面とも塗膜の劣化が見られ、特に北面は日当たりが少ないためか苔や汚れが広い範囲に付着していました。東面と西面にはひび割れが数か所あり、指で触れると塗膜がポロポロと剥がれる「チョーキング」の状態でした。チョーキングが起きている外壁は防水性がほぼ失われているため、ひび割れから雨水が浸入するリスクが高くなります。
雨漏り箇所の直上と外壁の詳細
室内で雨漏りが確認されている箇所の直上にあたる外壁を重点的に見ました。


雨漏り箇所の直上では、外壁材の目地(パネルとパネルのつなぎ目)のシーリングが痩せて隙間が生じていました。シーリングは経年で収縮・硬化するため、10年前後で打ち替えが必要になるケースが多いです。今回はその隙間から水が入り、壁内を伝って室内に達していると判断しました。
天井内の確認

点検口から天井内を確認したところ、野縁(のぶち)や断熱材の一部に染みと黒ずみが残っていました。現在進行中の雨漏りではなく、過去に浸入した水が蒸発しきれずに残ったものとみられます。木部が腐朽するほどではありませんでしたが、このまま放置すると雨のたびに水分が蓄積され、将来的に構造材へダメージが広がる可能性があります。
なごみルーフからのアドバイス
今回の調査では、屋根ではなく外壁のシーリング劣化が雨漏りの主な原因と判断しました。仙台市青葉区は冬の気温差が大きく、シーリングの収縮・膨張が繰り返されるため、劣化が進みやすい環境です。外壁塗装の時期が近い場合は、シーリングの打ち替えと塗装を同時に行うと足場を1回で済ませられるため、費用を抑えられます。天井内の染みは今すぐ緊急処置が必要な状態ではありませんでしたが、次の雨季前に補修を終えることをお勧めしました。
外壁のひび割れやシーリングの劣化は、外から見ただけでは分かりにくい部分もあります。「何年も塗り替えていない」「雨の後に天井に染みが出る」という場合は、早めに調査を依頼することで、補修の規模を小さく抑えられます。
同じお悩みの方は
なごみルーフでは仙台市青葉区を含む仙台市全域で無料の現地調査を承っています。雨漏りの原因が屋根なのか外壁なのか判断がつかない場合でも、外壁4面・屋根・天井内を順に確認し、写真付きの報告書をお渡しします。お電話またはWebのお問い合わせフォームからご連絡ください。





