はじめに
「雨漏り=屋根から」と思っていませんか?
実際には、外壁が原因で雨漏りが発生するケースも非常に多く、仙台でも多数の相談が寄せられています。
この記事では、外壁からの雨漏り原因や、仙台特有のトラブル事例、チェックすべきポイントなどをわかりやすく解説します。
外壁から雨漏りが起こる原因とは?
屋根だけでなく、外壁からも雨水は侵入します。以下のような劣化や不具合が主な原因です。
- シーリングの劣化による隙間からの浸水
サイディングの継ぎ目やサッシまわりのコーキングが劣化し、隙間から水が入ってしまうことがあります。 - ひび割れや浮きによる雨水の侵入
外壁に小さなクラック(ひび)ができると、そこから水が内部に染み込むことがあります。 - 外壁材の劣化や施工不良
外壁そのものが反っていたり、施工時の処理が不十分な場合も、雨漏りリスクが高まります。
仙台で多く見られる外壁トラブルの特徴
仙台ならではの気候や地盤の影響で、以下のような外壁トラブルがよく見られます。
- 冬の凍結→春先のひび割れ
外壁の内部に入った水分が冬の寒さで凍結し、膨張・収縮を繰り返すことでひびが生じます。 - 強風による外壁パネルのズレや破損
台風や季節風で外壁材が浮いたり割れたりするケースがあります。 - 地震による細かなクラック(亀裂)
目に見えないほどの細いひび割れが、経年で雨水の侵入口になることも。
実際の修理事例(仙台市内)
以下は、仙台市内で対応した外壁に関する雨漏り修理の実例です。
- シーリング打ち直し+外壁塗装:約18万円
築15年の住宅。外壁の継ぎ目からの浸水を防ぐためにシーリングを打ち直し。 - サイディング張替え+防水シート補修:約35万円
一部のサイディングが風でめくれたため、部分的に張替えと防水処理を実施。 - 部分補修+防水材塗布:約7万円
外壁の一部にひびがあり、そこからの浸水を防ぐために補修+防水材でコーキング。
屋根以外の点検も重要!チェックポイント一覧
外壁や付帯部の雨漏りリスクを減らすには、以下の点もチェックしましょう。
- 窓枠やサッシまわりのシーリングの劣化
ゴムの硬化・ヒビ割れがないか確認。 - ベランダ接続部や外壁の継ぎ目
特にベランダの出入り口は雨漏りの多発ポイントです。 - 室内の壁紙の浮きやカビの臭い
外からの浸水が内側に現れるサインです。
外壁からの雨漏りも早期修理がカギ
外壁からの雨漏りは、目に見える変化が少ないため、気づかずに被害が進行してしまうことがあります。
放置すれば、構造材の腐食やシロアリ被害の原因にもなりかねません。
だからこそ、「あれ?」と思ったらすぐに点検・対策することが、費用も被害も最小限に抑えるコツです。
まとめ
仙台での雨漏り修理というと「屋根」ばかりが注目されがちですが、外壁も重要な雨水の侵入口になります。
実際に、外壁が原因の雨漏り事例も数多く報告されています。
屋根の点検・修理とあわせて、外壁もしっかりと確認・メンテナンスを行いましょう。
安心の住まいを守るには、「屋根+外壁」の総合的なチェックがカギです!