「屋根が古くなってきたけど、どの程度で工事が必要?」
このようなご相談は、築30年以上の住宅オーナーの方からよくいただきます。特にスレート屋根は、塗膜の状態が劣化のサインとして現れやすく、目視でも変化に気づきやすい屋根材です。今回は仙台市泉区の山田様(仮名)のお宅で実施した現地調査の内容をもとに、スレート屋根の劣化をどう読み取るかをお伝えします。
現地で拝見した状態:塗膜が全体的に失われていた

築45年の木造住宅で、屋根材はスレートです。現地で拝見したところ、屋根面の全体にわたって表面の塗膜がほぼ残っておらず、素地がむき出しに近い状態でした。遠目には単に古びた色に見えますが、近づいて確認すると、スレート本来の灰色が広い範囲で露出しています。

上から見下ろすと、屋根面の全体にわたって色むらが出ていることが分かります。ところどころに元の塗装色が残っているものの、それ以外の部分はすでに塗膜の保護機能を期待できない状態です。雨水がスレートに直接しみ込みやすくなっており、凍害や割れのリスクが高まっています。仙台市内は冬季に気温が氷点下を下回る日も多く、水分を吸ったスレートが凍結と融解を繰り返すことで内部から傷むケースがあります。
苔の繁殖と雪止めまわりの確認

接近して撮影した写真では、スレート表面に苔や汚れが斑状に広がっているのが確認できます。塗膜が残っていれば水をはじくため苔は根付きにくいのですが、塗膜が失われると表面が水分を保持しやすくなり、苔が定着しやすくなります。また、写真に写っている雪止め金具まわりも確認しましたが、その周辺のスレートにも同様の劣化が見られました。
劣化の見分け方:塗膜の残り方に注目する
スレート屋根の状態を判断するうえで、まず確認したいのは塗膜の残存具合です。色が全体的に均一に見えているうちは塗膜が機能している可能性がありますが、色がまだらになり始めたり、苔が目立つようになったりしている場合は、塗膜の保護効果がかなり低下していると考えられます。山田様のお宅では、この段階をすでに過ぎており、スレート本体への影響も懸念される状況でした。
今後の対処について
今回の調査結果をもとに、スレート屋根の現状と今後の選択肢について山田様にご説明しました。築45年という年数と塗膜の状態を踏まえると、塗装だけで対応するには下地の吸水が進みすぎている可能性があるため、屋根全体をどう処置するか慎重に検討する必要があります。具体的な工事の方向性については、改めて詳細な見積もりと合わせてご提案する予定です。
仙台市泉区でスレート屋根の状態が気になっている方は、なごみルーフまでご相談ください。現地調査は無料で行っており、屋根に上って写真を撮りながら状態を確認してご説明します。





