「仙台市青葉区|屋根塗装からわずか数年で剥がれ…原因は“塗装不向きの屋根材”でした」

仙台市青葉区にお住まいの女性より、

「数年前に屋根塗装をしたのに、もう剥がれてきている。どうすれば良いか相談したい」

とのお問い合わせをいただきました。チラシを見てご連絡いただいたケースです。

ご自宅は築30年。これまでのリフォーム歴

2021年に 屋根塗装 外壁カバー工事

を実施されています。

しかし、わずか数年で屋根の塗膜が剥がれてきてしまい、不安を感じてご相談くださいました。

【現地調査の結果】

屋根材は スレート屋根「アーバニー」。

この屋根材は、そもそも 塗装には不向き と言われています。

劣化が進んでいる状態で塗装を行ったため、

どうしても密着せず、現在のように剥がれが生じやすくなってしまったのです。

施工した業者に相談しても、

「施工には問題ない」と言われてしまい、解決には至らなかったとのことでした。

【改善提案】

このままでは、塗膜の剥がれは進行する一方です。

再塗装しても根本的な解決にはならないため、屋根カバー工法をご提案しました。

カバー工法であれば、

既存屋根の上に新しい屋根材をかぶせるため、剥がれの心配がなくなる 屋根の耐久性が大幅に向上する 見た目も一新できる

といったメリットがあります。

【アーバニーが塗装に適さない理由】

①層状の屋根材で、表面が脆い

アーバニーはセメントと繊維を基材にしたスレート屋根材で、表面のコーティング層が薄く、時間の経過で層状にはがれやすくなります。

劣化が進むと表面がボロボロと粉状になり、塗料を塗っても 密着せず剥がれやすい 状態になります。

②反り、割れが発生しやすい

経年劣化で反りや割れが出やすい屋根材です。

そのまま塗装しても、割れ目や反った部分から水が入り、塗装がすぐに浮いたり剥がれたりしてしまいます。

③塗装しても耐久性が確保できない

本来、塗装は「表面の保護」として機能しますが、

アーバニーは基材自体が劣化しやすいため、塗装をしても根本的な強度を回復できません。

つまり「見た目を一時的にきれいにしても、屋根材そのものが傷んでいるため寿命は延びない」状態です。

④メーカーも塗装を推奨していない

アーバニーを製造していた クボタ(現ケイミュー) は、過去に不具合事例が多発したことから、

現在は 塗装ではなくカバー工法や葺き替え を推奨しています。

【まとめ】

仙台市青葉区でのご相談事例をご紹介しました。今回のポイントは、「屋根材そのものの性質を理解したうえで、適切な工法を選ぶこと」 です。なごみルーフでは、ただ「塗装ができる・できない」ではなく、屋根材の特徴 現在の劣化状況 将来のメンテナンス性まで考慮して、最適なご提案を行っています。

「塗装したのにすぐ剥がれた…」

「本当に今の工事方法で大丈夫なの?」

と不安をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。